ここ1年に投稿した記事ざっと見たら、割と投稿していないのだった。
最近投稿していたタイの記事の続きが途中になっているが、ここのところ、新宿行ったり、電車の中だったりで目についた広告があって、それに関係あることを書きたいと思った。
このページではどういう展覧会なのかわかりにくい。↑
展示物しょぼくて、それで結構な入場料とるのではと思ってしまう。
葛飾北斎の最大の作品 岩松院本堂天井絵「鳳凰図」を300億画素のデジタル技術で再現
再現ね・・・すごいんだろうけれど、自分はあんまり惹かれないな、、、実物がいいなと思う。けれど、これ見た人が実物見に行きたいって思うなら、町おこし的にいいのかもしれない?
技術の凄さの宣伝にもなっているのだろうし。
上のリンクにあるが、髙井鴻山っていう人については自分は岩照院行った時に興味持った。
去年、2021年の3月に、小布施に行ったのだが、その時のこと、ALISで下書きに入れたままになっていた。
その下書き、内容、自分でもほぼ忘れていた。↓
昨日、岩照院にある八方睨み鳳凰図見てきたのだが、かなりじっくり見たけれど、あれはまた観に行きたくなっちゃうものかも。
170年前の絵がそのまま天井にあるから、その保護のためか暖房もつけないのだな、外より2度低いと言っていた。
最初にだいたいのところを北斎が描いて、そこへ、娘とパトロン(高井鴻山)が色を加えたりして完成させたそうだが、製作に7~8か月って言ってたかなぁ、資料ないらしいが。
その後、江戸まで北斎歩いて帰ったと。
北斎みたいな有名絵師でも歩かないといけないのね、89歳でも。
完成の翌年に亡くなったって力尽きたんじゃ?
年齢を考えても、娘さんの活躍が大きそう。
鳳凰の朱色の部分も娘さんが塗った説。
鳳凰の頭の周りには、松、羽の周りには月桂樹。
鳳凰は長生き過ぎて体に植物が生えてきてたって面白いな。
クジャクのような羽の先の目玉のような柄の部分は北斎が描いた最初は、
丸だけで、中にデザインしたのは、あとらしい。10個ある。
取り寄せた金箔や顔料の金額、今だと4700万相当って言ってたかな。
なんまいものヒノキの板の上に、まず白く、ちょっとでこぼこに塗って、上に塗る絵具がしみこまないようにしてから、絵を描いて、
描いてから天井に貼りつけたそう。
高井鴻山(たかいこうざん)が、北斎にこの天井画を頼んだのは、
普通の天井画は、龍。龍の天井画は火災から守る意味があるそうだが、
鳳凰は、ここへ来た人に幸福が訪れますようにと願ってのことだったそう。
↑去年の3月に行ってすぐ、忘れないように書いておいたままになっていたメモみたいなもの。
自分で読んでみて、メモっておいて良かった、と思った。
絶対忘れるから!
すご~~い、すごー--!って思っても、まだ1年数か月しかたってなくても、ほとんど忘れてる!!!
その場所の雰囲気や、頭の上にあった、大きなその天井画は憶えていても、お坊さんから聞いた話とか、情報的なものは少ししか覚えてない。
そしてこの記事をなんで下書きに入れたままにしていたかというと、写真の準備ができていなかったから。準備というのは、リサイズです。
さて、その時の写真をこれから紹介。
小布施の、岩照院の近くに着いたときの周りの風景。
北信濃の山が美しい!!
付近にいた地元の方にどれがどれか聞いたが、よくわからなかった。
後でお昼食べた竹風堂にあった図が分かりやすいので、載せます。
ゼリーかプリンみたいな形のは黒姫山ってことだね。
山を背にして見える風景は、こちら。
まだ春前だし、なんだか寂し気というか。
枝の先、凍ってる!
まだ雪も残る。ここは山奥ではないが。
この天井画のある岩照院はこんな、寒くて、村はずれのようなところにある。
当時は周りどうだったかわからないが。
ここに、その葛飾北斎の大鳳凰画がある。
↓こちらの記事に、なぜ北斎が小布施に来たかわかりやすく書いてある。
80過ぎて小布施に来たって。相当寒いところですよ!ここ。
パトロンとなった高井鴻山がまた、絵が上手なのです。
21畳もある鳳凰図の肉筆画を残せたのも、高井鴻山がいてこそのこと。
もっと取り上げられてもいいと思うが。
岩照院は、見ての通り、質素な感じでかなり古びているので、もっとここを訪れる人がいれば、建物にお金かけたりできるのかもしれないが、
この質素な感じの中に、豪華な鳳凰がいるっていうのがまた感動!とも言える。
そのうち観光客でまた激込みになるかもしれないから、今のうちに行くのがお勧めかも。
自分の時は、ガラガラで、他の観光客もいなくて、思う存分眺められた。
寒かったけれど。
お坊さんの話も面白く、質問にも答えてくれた。
ところで、岩照院には、福島正則のお墓がある。
福島正則は、関ケ原の戦いで徳川家康の味方したおかげで大大大名になったそうだが、その後、広島城の修繕で武家諸法度を破ったと問われ、直したところを燃やすように言われ、燃やしたけれどちょこっとだったことや、他にも将軍怒らせちゃうことしちゃたため、国替えさせられて、こっちの方に飛ばされたというか、、、歴史詳しくないので間違ったこと書いたら間違ったこと書くと問題なので、興味ある方はご自身で調べてください・・・wikiに詳しく書いてある。
とにかくまあ、そんな凄い大活躍してた人が、この寂しい場所に・・・っていうね。
小さな廟、お参りした。
岩照院で、小林一茶が呼んだ句にちなんだカエルの絵のしおりもあり、御朱印貰うと挟んでくれるらしい。
自分は、八方睨み鳳凰図のデザインのお守りを買った。
実際に訪れることによって聞ける話もあって、行って良かった。
そのあと、小布施の中心街に行ったが、コロナの影響でお店結構閉まってた。
その割には人はいたけれど。
竹風堂で栗おこわ食べた。
こんな美味しい栗おこわ初めてかもってくらいに美味しく感じた。
見晴らしもいいのだが、特に見晴らしのいい方向、コロナでの縮小営業のため、使えなかった。
左側、栗あん入り!竹風堂併設のジェラテリア。美味しいし、ダブルで450円🎵
小布施の静かな雰囲気、良かったです。
コロナのおかげで空いてたのかなあ。やっぱり。
子供の頃も来たことあったが、大人になってからの方が楽しい場所だな。
長野は、山が見えるのがほんといい。
日本っていいな~!って思う。