ロンブー淳さんがガンダムのイベントで「古参がマウントをとって、ニワカをバカにすると業界は廃れる」とコメントしたことが話題になっていますね。
これは淳さんが「ガンダムを知らないニワカが語るな」というようなことをいわれての言葉のようです。
これ、本当にある話だなぁと思ったので、古参とニワカの関係について考えてみましょう。
サッカーのワールドカップが流行した頃、サッカーのにわかファンがめちゃくちゃ増えました。
元々サッカーが好きだった人は、これ見よがしに知識を誇り、にわかファンを潰しましたね。
僕もマウントを取られた記憶がしっかりとあります。
元々は誰でもにわかファンです。
古参ファンだってもともとはにわかファンだったんです。
にわかファンはファンになるスタートラインで興味がある人達です。
自分の好きな業界を盛り上げてくれる人達なのに、彼らは皮肉にも排除しようとしてしまう。
これはサービス提供者からしても大きな問題で、新規参入者を減らそうとするコアファンという構図は問題となることがあります。
こうなってくるとコアファンではなく、「クレーマー」です。
今回のガンダムの件では、ロンブー淳さんは昔からガンダムファンだったようですが、ニワカだろうと古参ファンだろうと関係ない話。
コアファンが盛り上がるべきイベントを台無しにしていたわけです。
「昔がよかった」といって、変化した今を否定するコアファンもいますね。
「昔に戻せ!」「今はよくない!」と叩きだしたら、それはもうファンではなくクレーマーです。
そのサービスのファンであって、その「人」のことを好きなわけではないんですね。
本当のファンは「人」についているもの。
ときどき僕たちも間違えてしまうことがあります。
当時好きだった音楽でもそう思うし、好きだったカレーパンのカレーの味が変わった時もそう思いました。
ファンという名のクレーマーには自分自身もならないように気をつけたいものです。
にわかファンこそイベントを盛り上げてくれる大事なお客さんです。
古参コアファンこそにわかファンをコアファンに育てていくべき存在です。
にわかファンが増えてこそ、さらなるサービスの充実が図られます。
にわかファンを叩くような文化をなくして、もっとサービスが盛り上がるようにコアファンは立ち振る舞ってほしいものです。