安易な同意と容易な発言は企画を崩壊させる。
「それ!すごいね!」
「いいね!」
「あっ!それってさ!」
これらの言葉は、ぼくの口ぐせだ。
聞こえがよく、話し手も気持ちが良くなり会話のテンポはいい。今までこれでわりと上手くいっていた。
しかし、組織の中堅である企画部門としてこのスタンスを改めようと思う。これでは弊害だらけだ。
企画とは、あることをするため計画を立てること。体で言うと企画とは脳であり、「動く」と決めたら体の部位はそれに従って動きだす。
仮に前へ歩くために前足を出すことを脳が計画したとする。しかし横やりで後ろ足を出したい指令に対して「いいね!」「それすごいね!」なんて軽はずみに言ってしまったらいつまでたっても前に進まないし、転んでしまうかもしれない。要するに体すべてに影響があるためとてもインパクトが大きいのだ。会社であれば組織全体に影響がある。
だから安易な同意と容易な発言は回りを混乱させ企画を崩壊させる。
自分がいるポジション、立場、役職、年齢によってスタンスをグイッと変える必要がある。そして気づくために内省が必要。壁打ちに付き合ってくれるメンターがいると、なお良い。
発言前に一度言葉を飲み込み、「溜めて」から発する。ちょうど「かめはめ波」ぐらいを心の中でとなえる余裕があればいいと思った。
言葉は「ことだま」恐ろしきパワー
個人、組織、人、様々な要因でパワーは掛け算になる。そのパワーに見合った「ことだま」を発せられるよう日々精進しようと思う。