何のことやら?という感じだと思いますので、具体例を挙げます。
ラーメンを二軸四象限に分けます
味という軸で「こってり←→あっさり」
スタイルという軸で「いつもの←→革命的」
みたいな、それでMECEに分けられた四種類を分類していくんですね。
はっきり四つのうちのどこかに分類できなくても(真ん中あたりに分類されても)今回の場合はOKです。
なぜなら善悪ではないからです。
「あっさりした、いつもの味」を、もしくは他の3種を、食べたい顧客はいるはずなのです。
革命的でが良いわけでも、こってりならいいわけでもないのですね。好みの問題です。
二つ目の例を出します。
味という軸で「おいしい←→まずい」
価格という軸で「安い←→高い」
高いものを食べて満足感を得たいという人はいると思いますが、今回は除外してください。
おいしくて安いのが最善。高くてまずいのは最悪。
では、おいしいけれど高いものか、安いけれどまずいもので我慢するか。
これは判断が分かれるところだと思います。
私が言う二軸四象限とは何か、ここまでの例で多くの方がご理解いただけたと思います。
本題に入ります。
重要度という軸で「重要←→重要でない」
緊急度という軸で「緊急←→緊急でない」
明確に善し悪しがあります。
この二軸四象限、誰しもビジネス書で見た事があるかと思います。社会人一年目の方でもご存知の方は多いはずです。
確認していきます。
「重要で緊急のものは」真っ先に対応します。
「重要でないし緊急でないものは」後回しにするか、(自分は)やらないという選択をするかです。
上記は誰でも判断できるんです。おそらく集団によっても判断が違う事はほとんどないと思われます。
問題は次です。
「重要だが緊急でないもの」
「重要でないが緊急のもの」
どちらを優先するでしょうか?
使い古された例なので、これも多くの方が「正解っぽいもの」を答えてくれるかと思います。
「「重要でないが緊急のもの」は緊急なんだから対応する。
ポイントはそれで終わってはいけない事だ。
少しずつでもいいので、未来を見据えて「重要だが緊急でないもの」を減らしていけるかが重要だ」
私も賛成です。教科書にもそんな感じで書いていると思います。共通認識です。
〇か×かという二軸があると「〇〇、〇×、×〇、××」という四種類に分けられます。
〇〇が良くて××が悪いというのは子供でも判断できることです。
〇×と×〇、どちらを優先するのか、ひいては「二軸のうちどちらの軸を優先するのか」がその組織の文化や常識を端的に表します。
上記例ですと、重要度よりも緊急性の方が高いと判断される、という事でした。
一方で、場合によっては「重要性が低いんだから後回しだ」という文化がないとも言えません。
二軸四象限の図は、非常にわかりやすいと思います。
ですが、わかりやすいから簡単なものというわけでもありません。
実はその軸の選択と強弱の付け方に作成者の哲学が凝縮されています。
ではでは
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