お遍路　〜四国８８箇所霊場〜　今、振り返る体験記

こんにちは！！！

toruchanです(*^ω^*)

初めての記事作成、画像が横になる、

どのような形で書けば良いのか、

操作はあってるのか・・・

ALISのカテゴリー内には、『御朱印』という項目がありました。

なんでなのだろう。

不思議ですねぇ・・

しかし、わたしにはこれにピッタリの経験がありました！！！

不慣れなところも多々ありますが是非、読んでみてくださいね(*^ω^*)

元々は友達と2人で『四国のお遍路』に行こうを計画を立てていました。

当時25歳のわたしは”人生の夏休み”を得る事（退職）が出来たのですが、友達は仕事を辞める気配がなく、時間も限られているため1人で決行する事に。

それが2015年の5月です。（ごめんなさい！！詳しい日にちを忘れました！！）

徒歩で６週間あれば出来るだろうとスタートしました。

新宿駅前発→徳島駅前着の夜行バスで8時間（くらい）。

まず始めの”1番霊山寺”。

ここで道具を揃えました。

・納経帳

・納経帳をしまう鞄

・金剛杖

（途中で無くす。それに気がつかなかったwww）

納経帳はこのような感じです(*^ω^*)

・1番　霊山寺のページ

（購買前から押されている、効率良いですね。）

・88番　大窪寺のページ

（最後のお寺にて）

・ラスボス 高野山のページ

（高野山で頂くらしい、いつか行かないと!!）

・ 隠れステージ 1番　霊山寺

（隠れステージ、再度1番を押すページが・・・気がつかなかったです。）

持ち物

・着替えの下着

・靴下

・ジャージ

・雨具

・救急セット

・充電機

・ガラケー

・タブレット

・財布（現金20万円）

・その他

こんなでしたかな??

登山用12リットルリュック。

12kg。

重かった・・・

服装

・メッシュキャップ

・ユニクロＴシャツ（通気性のよい）

・ジャージ上

・登山パンツ

・米軍ブーツ（防水、アメ横のミリタリー店にて購入）

こんなでしたかな??

記憶の記録

ここからは数年前の記憶のため、ざっくり書きますwww

徳島編

1日目

雨、雨合羽を着て早速歩き始める。

始めの汽車内でTさんと出会う、その後も所々で顔を合わせる。

その夜、台風が四国を直撃、Tさんに紹介してもらったホテルに泊まる。

2日目

朝は晴れ。

黙々と歩く。

12番 焼山寺を目指す、もはや登山。

焼山寺も無事到着。

今日中に下山を目指す。（山の中で、”降りれなかったら”の恐怖を感じた）

無事下山。

道の駅の東屋で50代半ばの男性と野宿。

寒くて30分しか寝れない。

3日目

日の出とともに歩き出す。

ひたすら。

・・・

気がつくと歩けないくらいに足がくたばっていた。

それでも無理をして歩いてた。

どこまで歩いたか忘れたが、初日に出会ったTさんに再開。

Tさん：「明日はレンタカー借りて徳島の残りを回ろうと思うんだよね」
わたし：「マジですか・・・僕も乗せてください!!」
Tさん：「いいよーー♩」

徳島駅前のビジネスホテルに泊まる。

4日目

翌朝、徳島駅前のレンタカー屋で待ち合わせ。

Tさんの知人女性と3人で車で回る。

文明の力はすごい・・・

そのまま徳島クリア。

徳島の終わりでTさん達とお別れ。

ものすごくお礼を言った。
ものすごく応援された。
硬い握手をした。

2人ともう人生で会うことはないだろうけど、一生忘れることの出来ない人が出来た。

夜は海辺の民宿で宿泊。

太ももが真っ赤に腫れていた。

テレビでは大阪都構想について報道、

ミュージックステーションではABC-Zのシャワーゲートを歌っていた記憶がある。

ここから先はもっとざっくりします。

高知編

ここからはバスや電車を使うことを決める。

それでもバスがこない。。。

電車がない。。。

雨の中歩いていたら、車に乗ったおばあちゃん2人組に道を聞かれる。

そのまま車に乗せてもらうことに。（やったーーー！！）

そのまま数カ所まわり、夜に回転寿司をご馳走になる。

翌日も乗せてもらう約束だったが・・・

翌日

朝に”車のおばあちゃん”から電話。

別の用事のため、乗せてあげられない。

ガーーーーーーーーーン

その後、どうにか電車やバスを使ったのだろう。

数日後

四万十市ではTOKIOの長瀬くん主演ドラマで聞いたことがある場所というイメージ。

四万十太郎。

36番 青龍寺で韓国の女性と知り合う。

笑顔が素敵で可愛い方だった。

韓国の徴兵の話だったり、文化の違いを教えてもらった。

もう少し一緒に歩こうと誘ってくれたけど、体力的にバスに乗ることを選んでしまった。

もう少し話がしたかったのだが・・・

愛媛編

歩いてる最中に”老夫婦?”と知り合う。

松山駅前で一泊することに。

路面電車に初めて乗る。

松山城が綺麗だった。

翌日以降

この日、コンクリートの蜃気楼を見ながら歩いてた。

6時間くらいかな。

わたしが到着したと同時くらいに、歩いた道を走るバスが到着していた。

わずか数十分で・・・

愕然・・・

文明・・・

また別の日

不思議な街があった。

先を急ぐ・・・

後にそこが道後温泉であることに気がつく。（入っとけばよかった〜）

確かに坊ちゃん電車があった・・・（学びが足りませんな・・・）

ここから記憶がない。

香川編

ここも記憶がない。

バス、汽車を利用していたのだろう。

歩いているとSさんというお母さんと出会った。

Sさんとはその後も顔を合わせることに。

わたし：「明日、一緒にレンタカーで周りませんか??」
Sさん：「いいですよ(*^ω^*)」

香川県観音寺市にある旅館、藤川旅館で一泊。

”こち亀”が大量に置いてある優良旅館(笑)

わたしは素泊まり。Sさんは食事付き。

夕ご飯でイノシシの肉があったらしく、わたしの為に持って来ようとしてくれたとの事。（実際は頂いていません）

そんな心使いが嬉しいです・・・

翌日、レンタカーで香川県を爆走！！！！

文明の力！！！！

Sさんとお別れ、

やはり感謝と応援をされた。

フィニッシュ

その後の記憶が特にない。

タクシーに乗り、運転手さんが少しまけてくれた（手前でメータを切ってくれた）事、

最後の88番 大窪寺にはバスに乗り、中で寝てしまった事。

そこだけ覚えている。

６週間の予定、

２週間で終わった。

車に汽車、ありがとう。

帰りの高速バス

帰りの高速バスを待つ間、ずっと海を眺めていた。

ブルーハーツの旅人を聞いていた。

夕日が綺麗で、鮮明に覚えている。

これからも生きていんだと考えていた。

帰りの高速バスも記憶がない。

あるのは新宿から当時住んでたさいたままでの電車内で、体臭を気にしていた事。

楽しみにしていた始める前。

無我夢中だった最中。

終わってからの達成感と虚無感。

なんとも言えない感覚。

費用

宿泊は２回の野宿、あとはビジネスホテルなど。

ご飯はコンビニの100円パン、ゆで卵、サラダ、カップラーメン。

電車やバスに乗りまくり。

費用は20万円で足りたはず。

最後に

四国のお遍路といえば”水曜どうでしょう”で観たくらいだった。

・友達に誘われなければ行こうとも思わなかった。

・Tさんと知り合わなければ徳島でどうしてたのだろう。

　室戸岬で諦めていたかも。

・韓国のお姉さん、素敵な方だったなぁ。

・おばあちゃん2人に合わなければ足摺岬までたどり着かなかった・・・

　諦めてたかも・・・

・Sさんと会わなければ車にも乗らなかった。

　わたしは年の離れた方でも仲良くなれる能力を知った。

・車、スマホ（インターネット）、自動販売機、これらに助けられた。

　自然の中を歩き回り、文明の恩恵をマジマジと感じた。

なんとなくの旅だったが、

１つ違えば、それだけ運命（出会い）も変わる。

あの時、あそこで、あのタイミングでなければ全ての出会い、出来事はなかった。

当たり前な事なのだが、身をもって体感。

わたしは社会人としてつまずいた後だったのだが、

この旅で出会った皆さんが優しかった。

会社を一歩出れば、みんな優しく大人との関わりが楽しかった。

なんでみんなもっと仲良く、優しくできないのだろう。

僕の考えが甘いの??

もっと笑えないの??

そう考えると、会社に勤めることが尚更怖くなった気が・・・

そして、

なんとかなる。

この出会いを想像するなんて不可能だし、

とりあえず四国に出向き、

前に歩いた事でこの経験があった。

とりあえず一歩踏み出すことから始まるのだ。

今、文字を打ちながら当時を振り返り、改めてこの事を感じた。

いわゆる”普通は”、”一般的には”、学校を出て、定年まで会社に勤めて働く。

僕もそう思っていた。

しかし、早々にドロップアウト、キャリアを積む事を諦めた。

だが、20代中盤の元気な時にこの旅を経験した。

これが今後、どう活きるのか。

正直、活きなくてもいい。

たまに思い出し、心を満たしてくれる。

なぜなら、”普通に、一般的ではない”僕の貴重な経験だったから。

人生で出会った皆さん、ありがとうございます。

そしてこれからも・・・