ヴォエっす(´⊙ω⊙`)
うめ吉っちゃんやぞ☆
おっちゃん、
早口言葉って、
けっこう苦手なんよな!
むしろ日常会話でも、
しょっちゅうカミカミになるぐらいで、
だから喋るのがそもそも遅いんや!
「隣の客はよく柿食う客だ」も、
実際言うてみたら、
「となりのきゃきゅはよきゅきゃくきゃく」ってなっちゃう!
「東京特許許可局」も
「とうきょうとっきょきょきゃきょきゅ」ってなっちゃうしな!
あ、
ちなみに特許を管轄してんのは、
経済産業省の外局である『特許庁』やから、
「東京特許許可局」なんてないぞ!
とうきょうとっきょきょきゃきょきゅ!
本編いきます!
シリーズ48回目の今回は、
『アンチコモンズの悲劇』についてや!
前回の記事はこちら!
シリーズ31〜40回目までのまとめはこちらや!
リンク先からシリーズ1〜30回目の記事も読めるから、
良かったら過去記事も読んで、
面白いと思ったら「いいね」をポチーしてな!
今回は、
前回の『コモンズの悲劇』を布石として書く記事やから、
前回分読んでない人は、
是非読んでくれよな!(おっちゃん商売上手!)
共有資源の枯渇が起こるというコモンズの悲劇が、
カリフォルニア大学の生物学者ハーディン教授から1968年に発表された、
その30年後の1998年、
ミシガン大学のヘラ-教授とアイゼンバーグ教授によって発表された、
『アンチコモンズの悲劇』は、
知的財産権が世の中にあふれ過ぎたがための悲劇なんや!
コモンズの悲劇が資源の過大利用(利用しすぎ)という悲劇なら、
アンチコモンズの悲劇は資源の過少利用(利用しなさすぎ)という悲劇で、
本来共有資源であるのが望ましいものが私有化された結果、
社会に不利益をもたらしとるわけや!
つまり、
例えば『Z』という新しい技術を開発したいってなった時に、
その新しい技術の開発が、
A・B・Cの特許を使わないとできない場合、
A・B・Cのそれぞれに特許を使用するための交渉をせなあかん!
その結果、
AとBは話がまとまったとしても、
Cとの交渉が難航すれば、
『Z』の開発はその分遅くなるわけや!
最悪Cがどうしてもダメというなら、
『Z』自体が開発できんようになるよな?
これがもっと進むと、
例えば『Z2』の開発をするのには、
A・B・C・D・E・F・G・H・I・J・K・L・M・Nの特許がいる場合、
「もう面倒くせえから開発自体やめよっかな」ってなるやん?
おっちゃんやったら折れるわ!
つまり、
先人が特許などの知的財産権を私有化することで、
技術の使用に制限がかけられ、
技術の社会利用や技術革新が過少利用になるというわけや!
学術研究の分野では、
国際会議での発表や論文投稿によって、
発表者が『自分が最初に発表しました』と認められつつも、
引用を認めることによって知識を公共財にするんやな!
すると、
正の外部性が働いて、
技術革新がさらに加速していくわけや!
でも、
そういった知的財産を特許などで私有化すると、
利用が制限されることになり、
知的財産権の私有化が蔓延することで、
新たな技術革新がめちゃくちゃ窮屈になるよな!
もちろん、
知的財産権を認めなければ、
新たな技術革新をしたとしても、
その開発者に恩恵がなくなるわけやから、
それはそれで技術革新のインセンティブがなくなってしまい、
誰も開発自体しないようになるかもしれんもんな!
特に医療分野の新薬開発なんか、
莫大なコストをかけて開発するから、
コストに見合った利益がないとやってらんねーよってなるし!
性格悪い奴が、
使うあてのない知的財産権を手当たり次第取りまくって、
交渉で一山当てようとするみたいな問題もあるしな!
そのせいで開発が難航しているものもあるみたいや!
アンチコモンズの悲劇をなるべく起こさないようにしつつ、
開発者利益を確保するっちゅうのは、
バランスが難しいのう!
一応、
上記の『Z2』みたいな事の解決策として、
関連する知的財産権を一手に集めたパテントプール(特許プール)を作って、
交渉を1箇所で簡単にできるようにするっていう手がある!
また、
プログラミングの世界では、
ソフトウェア開発の手法として、
『オープンソース』にするという動きも盛んになってきとる!
ただ、
アンチコモンズの悲劇を起こさないことと、
開発者利益を確保するっていうことは、
互いに利益相反関係にあるから、
完全に解決するのは難しい問題やけど、
社会全体で色々と手立てを考えていく必要があるな!
社会にとって、
めっちゃ有用な特許を、
たくさん国で買い取って、
国内企業にはタダで使えるように解放するとかさ!
今テキトーに考えただけだから、
もうあるかもしれんけど!
とうきょうとっきょきょきゃきょきゅ!
今回はここまでじゃ!
この記事をかいたおじさん
ヴォエの案内役VoeBotちゃん
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