

北マケドニア共和国の見どころのひとつがオフリド湖という湖だ。
なんとかというこじんまりとしたが程よいヨーロッパ間を演出している。

晴れた日に湖畔を散歩すると気持ちが良い。
古今和歌集あたりから適当に拾っていた歌を合わせたらそれっぽくなりそうな光景である。

夕暮れ時にぼんやりと湖を眺めているとなんだか物悲しい気分になった。
われわれはどこからきたのか、われわれはなにものか、われはどこへいくのか......
こういう場所で哲学的な問いについて考えてみるのも悪くない。

ボートツアーらしきものも用意されているので、デートや家族旅行にもぴったりだ。
しかしなかなかにデカい湖である。

海鳥の違いがわからない男ではあるが、カモメくらいは見分けがつくと自負している。
はてこの鳥はなんという鳥だろう。

高台に砦があったので景色を見に行ってみた。
住宅が密集している様子がうかがえる。
ちなみにこのあたりは屋根にソーラーパネルをつけている家が多かった。

しかしこの砦にはどういった謂れがあったのだろうか。
毎度下調べを怠る癖は抜けそうにない。

湖沿いの公園には整然と木が植えられている。
日が暮れると迷う可能性もゼロではない。

動物の毛っぽさがすごいなにかはいったい何だったんだろう。
こんなかんじの毛並みのウシが個人的には好みだ。

たまには湖のほとりで何をするでもなくぼーっとしてみるのも悪くない。
オフリド湖は心を落ち着かせてくれる素敵な場所だった。











