あなたの知人の話です。
あなたの知人は家事をしています。
料理を作ります。
掃除をします。
洗濯をします。
家計簿をつけます。
育児をします。
介護をします。
家庭関係を良好に保ちます。(全員が仲良くする様にマネージメントする)
ご近所と上手く付き合います。(挨拶やゴミ出しでの談笑)
企業とのお付き合いをします。(amazonで買い物、メルカリで転売)
地球とのお付き合いをします。(節電、ゴミの分別、環境問題)
家事という仕事は「家庭生活および周辺の諸問題」という到底一人では抱えきれない広範囲な仕事です。
一人で全てをこなさなくていいんです。
パートナーや親、地域住人など分担できる人と分担しましょう。
分担する時はあなたが知人のお手伝いをします。
例えば料理でお手伝いする時あなたはどんなお手伝いをしますか?
こんな事を言いませんか。
「たまには料理を作ってあげるよ。」
あなたの知人は思います。
それは本当に役に立つ手伝いなのかと。
あなたは家事の流れを知っているでしょうか。
【料理の場合】
冷蔵庫チェック → 買い出し → 調理 → 食事 → 片付け → 冷蔵庫チェック
冷に始まり冷に終わるのが料理という家事です。
あなたはこの流れの中で「作る」という工程だけを抜き出しませんでしたか?
もしそうだとしたら役に立つどころか二度手間なので止めてください。
料理の工程の中で作るだけの作業でそれ以降の作業の流れへ戻すのに一手間かかる事を家事職人は嫌います。
もしあなたにパートナーがいて優しく「ありがとう」と言ってくれるのは新婚3年目までです。
それ以降はこの家事の流れを無視するお手伝いは熟年離婚のきっかけになると言っても過言ではありません。気をつけましょう。
家事の流れは1日の流れ・1ヶ月の流れ・一年の流れがあります。そしてこの流れは死ぬまでずっと続くのです。
流れに逆らうお手伝いや邪魔をするお手伝いは危ないでしょう。
ダメなお手伝いの例をあげましょう。
料理だけする。
食材にこだわりすぎる。
調理器具・食器を使いすぎる。
食べ終わった食器を重ねる。
などお手伝いという他者の介入が手間を増やす行為です。
喜ばれるお手伝いは何でしょうか。
少し手伝うを心がけます。
家事の流れを理解し、共有して流れを乱さないお手伝いです。
例えば先ほどの料理で例えると
「食事をテーブルへ運ぶね」
たったこれだけになります。労力は料理を作る事に比べてとても小さくなりますが先ほどの料理の流れに沿って料理を運ぶお手伝い行為は流れを塞き止めません。
むしろこれをする事で家事のスピードは更に上がるのです。
飲食店もウェイターは原則料理を手伝いません。これは食事を提供するまでの流れが悪くなるからです。
お手伝いでも同じで流れを悪くする行為はダメです。
他にも考えると
スーパーで余計な買い物をしない。
献立をはっきり言う。
テーブルを片付けて拭く。
ゴミ出し
予定を早めに伝える。
洗濯物を取り込んで畳まない。
丸まった靴下を伸ばして洗濯物カゴへ
トイレットペーパーを使い切ったら新しい物へ交換する。
これであなたの知人はあなたを見直すでしょう。
これを読んでいるあなたも知人を見直すでしょう。
家事という尊い仕事のお話。
fin
このお話は下記の動画を参考にして作りました。
面白いので是非ご参照下さい。
中村シュフさんのツイッターフォローもどうぞ。