副業と言うとお小遣い稼ぎやついでに稼ぐような印象があります。
ですが、副業をしようにも事業にかける時間が要りますし、どんな副業をするかにもよりますが事業を軌道に乗せるにも時間がかかる事はあります。
私も過去ワインのイベントを副業として成り立つのか色々思考錯誤してきましたので今回は孫の手さんの企画に乗り【副業応援】記事を書こうと思います。
5年前から仕事に依存する事をやめようと思い、NPO活動や合同会社を立ち上げたり様々なコミュニティに参加していました。
それはなぜかと言いますと会社への不信感と自分への無力感でした。
この記事を読んでる方は少なくとも自分の所属している会社へ不満を持っている方がいるかと思います。
私は不満を通り越して不信感となり、会社を辞めようと実際に転職活動をした程です。
なぜ不信感を抱いたか。
不透明感と独裁。これに尽きます。
私は26歳で転職し、30歳なると新規プロジェクトのリーダーや部下を持つなどとても仕事が充実していました。次昇格すると管理職になる役職でそのころはキャリアを積む事に遣り甲斐も感じていました。
しかし、その頃になるとyoutubeやSNSなどで今をときめく経営者達の事業に対する考え方や実行力の大切さなどを学び始めました。
それから今までの自分の物差し以外で会社を見る様になり、会社の方向性やビジネス構造などを考える様になりました。すると自分の会社が実施している施策が愚策にしか見えず、実際どんどん売り上げと利益が下がっていく様を見てきました。
入社した頃は利益が二桁成長していた会社が舵取りを間違え、修正できずラーメン1杯売ったことのないサラリーマン経営陣ががん細胞の様に横たわり利益が二桁のマイナス成長になる様子は滑稽です。
利益や売り上げが落ちる事が悪い訳ではありません。
一番はその事実を経営陣は社員へ全く伝えず、ずっと問題ないと管理職含め伝えてきた事です。
私の会社はグローバル企業で色々な会社の数字は社員へも非公開になっています。売上、利益、新規契約金額など全て非公開です。上場もしていない企業ですし、経営陣が言う数字を鵜呑みにする以外ないのです。
日本法人社長は保身の為にグローバルへ生贄をリストラという形で言い逃れしていきます。グローバルへの報告は自分の管理下にない事業が上手く行かず、自分が次は管理するので立て直しますという言い訳です。
この時、私の知っている優秀な人材は強引に配置替えや役職を外され辞めていきました。全員がアイツに嵌められたのです。
新規事業へ向け、頑張って努力してきた者、新規事業で結果を出した者はいなくなりました。報われるはずの人間までが独裁者の保身の為に首が飛ぶドライな世界は中々経験できません。そういう意味ではとても勉強になりました。
だから私は会社という組織は絶対に信じない様にしています。
特に創業者のいない会社は気をつける様にしています。
この頃私は無力でした。
何か会社へ解決策を提案できた訳でもなく、ただただ指を咥えてヨダレを垂らしながら「やべ〜」って言ってただけなのです。
この時は自分無力さに心底呆れていました。
そんな中あの独裁者が仕切る新規ビジネスを提案する企画が社内であり、私はこの時に新規ビジネス案を立案し最終プレゼンで直接対決する事になりました。ずっと不信感を抱き続けた相手と対峙し、プレゼンをしましたが彼を納得させる提案ができず却下されました。
それもそのはずです。彼が求めていたのは直ぐに結果が出せるビジネス。私が提案したのは2年後、5年後に渡って育てるビジネス。
クビが迫っている彼からすると要らない提案でした。
しかし、自分には提案する事、面白いビジネスを作る事が好きなのだなと気付かせてくれました。
私は現在も同じ会社に勤めながら、クライアントと一緒にビジネスの提案をする仕事に就いています。
そして社外ではALISのアンバサダーやALISTORE、polipoliのアンバサダー、様々なコミュニティの方と一緒にイベント企画をしたり、ワインのイベント販売、NPO活動など出来る事を実行しています。
複業という会社へ依存しない生き方は会社への不信感と自分への無力感が原動力でした。
今、脱社畜というワードが一人歩きしていますが、正直どうでもいいのです。
私はお金に困ってません。
精神的に会社依存しなければ脱社畜であると思っています。
お金を稼ぎたいのであれば上手くいくまで何回でも既存ビジネス、新規ビジネスにチャレンジすれば良いと思います。
お金、夢、好奇心。行動が変わる時必ず何か原動力があると思います。
それがなんであれ行動を変えた先に見える景色があるのは知っています。