【ALISの取説】5-5　スマートコントラクトとは

こんにちは、初心者部のyoshihiroです。

前回はブロックチェーンについて解説しましたが、そのブロックチェーンが発展することで真価を発揮する技術として、スマートコントラクトというものがあります。

この記事ではスマートコントラクトとはいったどんなものなのか、説明したいと思います。

スマートコントラクトとは何か

まずは言葉を分解して考えてみましょう。スマート(smart)は賢い、コントラクト(contract)は契約という意味なので、スマートコントラクトは「賢い契約」という意味ですね。

賢いだと意味が少し分かりづらいので、「契約の自動化」ぐらいに考えてもらうと良いかもしれません。

つまり、取引などの契約をあらかじめプログラムしておいて全て自動で行ってしまおうとするものを、スマートコントラクトと呼びます。

自動販売機はスマートコントラクトの代表例

最も簡単なスマートコントラクトの例として、自動販売機が挙げられます。

例えばコンビニで飲み物を買う際には、レジに飲み物を持って行って店員さんにお金を払うことで、飲み物を買うという取引が完了します。

一方で自動販売機は、この取引を自動化しています。お金を入れてボタンを押すだけで、飲み物を買うことができますよね。

価格や品揃えの話は無しにして、自動販売機で飲み物を買う方が圧倒的に便利だし、お釣りの間違い等のミスをする確率も格段に低くなります。

世の中には、面倒な取引がたくさんあります。それらをこのように自動化してしまおうというのがスマートコントラクトの概念です。

ブロックチェーンとスマートコントラクト

契約の自動化を行うときに一番問題となるのが、「その契約が本当に実行されるのか？」という点です。

自動販売機の例で言えば、「お金を入れたら本当に飲み物が出てくるのか？」ということです。私たちは慣れているので自動販売機を信頼してお金を入れていますが、初めて見た外国人にとっては、「ただお金を吸い込まれるだけなのでは？」と不安に感じてもおかしくないですよね。

自動販売機はせいぜい百数十円だからまだ良いです。しかし、もっと大きな金額の取引を行う場合、それを本当に自動化して大丈夫なの？と思うのが普通です。

そこで登場するのが、ブロックチェーンです。

スマートコントラクトのプログラムをブロックチェーンに記載すれば、改ざんされることなく誰でも確認できるようになります。

つまり、今までは不透明性や改ざんなどが心配でできなかった契約の自動化を、安心して行えるようになったのです！

例えば土地の売買などの契約でこの仕組みが用いられようとしています。

土地の売買は、本当に売り主がその土地を持っているのか、購入後の所有権を本当に証明できるのか、などがとても困難であり、銀行や不動産屋さんの仲介の元で非常に複雑な契約を交わします。

それを、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用して簡単に、且つ安心してできるようにしようとしています。

ちなみにALISの一部の仕組みは、Ethreumというブロックチェーン上に記載されたスマートコントラクトの一つにより動いています。ここでは深掘りしませんが、技術的なことに興味が出てきた方はぜひ調べてみてくださいね！

・目次はこちら → 【初心者部】ALISの取説：目次・リンク集

・5章の最初はこちら → 【ALISの取説】5-1　ALISとWeb3.0

・前のページはこちら → 【ALISの取説】5-4　ブロックチェーンとは

ご意見・ご要望は、初心者部各部員のTwitter、もしくはALIS Supportersのdiscord内初心者部までお願いします。

ALISを始めてみたいけど手順がわからないという方もぜひご連絡ください♪

discord → こちらのリンクから参加できます

Twitter → ［yoshihiro］、［よしだ（部長）］