こんにちは、yoshihiro です。先週ぐらいまで、ワインさん主催の社畜自慢大会が開催されていましたね。
僕はバイトやインターンという形で働いたことはありますが、いわゆる会社務めの経験がないので自分の知らない世界を想像できて楽しかったです。いやー、働きたくない。笑
ところで、世の中には社畜だけでなくラボ畜と呼ばれる人々がいるのを知っていますか?
社畜は会社+家畜の造語ですが、ラボ畜はラボラトリー、すなわち研究室+家畜です。研究室にも、ブラック研究室というものが存在するのです。
幸い僕が所属する研究室は平和ですが、ブラック研究室に配属されうつ病のようになってしまった知り合いも少なくありません。教授の成果を上げるために、学生が土日や夜遅くにもまるで奴隷のように実験している研究室もあるそうです。
大学や大学院においては、卒業や修了に関して研究室の教授の権力が非常に高くなりがちなので、学生は逆らえずにラボ畜となってしまうのですね。
ラボ畜になる要因は他にもあります。それは、特に化学や生物学の研究室に多いですが、実験が大変すぎてずっと研究室にいなくてはならないという場合です。
僕は以前、大腸菌が様々な条件下でどう増殖するのかを観察する実験を行なっていました。大腸菌はとても成長が早く、最低でも4時間ごとに様子を観察して、お世話をしてあげる必要があります。
4時間に1回は実験室で作業をする必要があるので、当然夜も帰ることができず、夜は大学に泊まって2時間仮眠→2時間作業を繰り返す生活をしたことがあります。
僕のごはんやお風呂、睡眠などの生活リズムは、すべて大腸菌のお世話に合わせてスケジュールされていました。まるで大腸菌の奴隷のような生活…。普通の人には考えられない貴重な体験でしたね。
ちなみに、大腸菌は特定の培地で育ててあげると、下の写真のようにきれいな青紫色のコロニーを作ります。
この青紫色の粒一つひとつに大腸菌が数万・数億と集まっているのです。
そして、実験が終わったらこいつらを一匹残らず高圧蒸気で殺してやります。僕がラボ畜から解放される瞬間ですね。
実験室の生活なんて普段はなかなか知る機会がないかと思いますが、僕の記事で少しでも想像が膨らんでくれたら嬉しいです。社畜でもラボ畜でも、頑張りすぎない程度に頑張りましょう。