なーんちゃって(死語)。
宗教の深い話ではなく、宗教が出てくる話です。
私の夫は営業のお仕事をしていますが、昔は「政治・宗教・野球の話をしたらダメだった」そうです。
このことについて書こうと思いましたら、もっと良い記事を見つけました。
あじさい鍼灸マッサージ治療院様の記事です。
この話にご興味ある方は是非、おすすめです。
何でダメなのかと言いますと、要するに「揉める可能性が高いから避けよう」てことなんですね。
今は最後の「野球」はそうでもないですけど、昔のおじさんは皆、贔屓にしている球団がありました。
ただし、ここ大阪では今でもやめておいた方が良いでしょうね。
何故なら熱心過ぎる阪神ファンの中には、巨人ファンに無茶苦茶する非常識なおっさんがたまーにいるからです(かなり少なくなってはいますけれども)。
昔は酷かったですよー、シャレならんかったです。
かつて一緒に仕事をした同僚に巨人ファンだった人がいました。
彼女は子供の頃に東京から引っ越して、その直後に巨人阪神戦を甲子園で観たらしいのですが、巨人の帽子を被っていたということで、見知らぬ阪神ファンのおっさんに頭を殴られたらしいです。
子供にそんなことするとか(しかも女児)、あり得ないでしょう。
しかしさらに恐ろしいのは、この話を周りの人にすると「それは貴女のご両親の不注意だ」と言う人がかなり多かった、とのこと。
つまり、今でもここ大阪で野球がダメな理由は「阪神教とも言えるぐらいの熱狂的なファンの中に無茶苦茶する人がいる」というもので、ある意味これも宗教の中に入るのではないかと。
正直な話、今は昔とは違って「とはいえ議論しないのは良くないのでは?」と仰る方が多くなってきたような気がします。
確かに営業のみならず全般的に、あまりにもタブー視されていたと私も思います。
ただしそれ故に「やはり営業などの仕事の時には、やめておいた方が良い」とも、思うんですよね。
議論をするのは良いことですけど、それはかなり仲良くなって「この人だったら問題ない」という自信がある状態になってからでないとやばいですよ?
意外と「えっと、この人こんな人だったんだー」ってことが多々ありましたので。
で、こう言ってはなんですが、女性だと「えー、貴女は私の味方だと思っていたのにー」みたいな受け取り方をする人が多いんですよね。
(っていう話を夫にしたら、男ならわかるだろーとか言って勝手に味方認定するおっさんがいるから、男女関係ないよーと言われましたけど。そうなの???)
そうなると、元々そういう話をしたい人が集っている掲示板やSNSって、リアルよりも純な議論ができて良いですよね。
しかしこういうところだと、匿名だからで無茶苦茶言う人もいたりする可能性もありますけど。
ここまで書いて思ったのは、日本人の「和を以て貴しとなす」が変な方向に発達したから、こうなっちゃったのかなーと。
元々この「和を以て貴しとなす」は、きちんと議論して上手い落としどころを見つけようね、という意味だったと聞いたことがあります。
つまり「政治・宗教・野球の話をしたらダメ」なのは、結局「日本人は議論をするスキルが低い人が多い」ことに起因するのかなと。
その理由とはやはり「大量生産大量消費時代または江戸時代の農民の価値観を引き摺っている」という、いつもの話になるのかなと。
というわけで皆様、良いクリスマスをお過ごしください。
※二~三年前くらいのウェスティン大阪に飾られていたクリスマスツリーです。