以前の記事で私は、以下のように書いていました。
「ここから切り出したものをまとめて、よりわかりやすい動画にして、それを出した方が早いのでは?」
というわけで、この記事の内容で動画を作成しました。
それが『【簡略版】日本が相対的に貧しくなった最大の理由とは?!』です(Youtubeにリンク)。
↑タイトルの画像です。
この動画を支援者様へのDMに添付し……と思っていたのですが、実はもう一つ候補となる動画を作成しています。
何故かと言いますと、もしも上手く作成できたら、そちらの動画の方が良い内容のものだからですねー。
まー、がんばりますか。
↓↓↓ここから本文↓↓↓
日本は他国に比べて成長が鈍化しており、相対的に貧しくなったと言わざるを得ません。
その最大の理由には「米国、中国、EU圏と比べると、人口や母国語である日本語を使う人口が少ない」というものが挙げられます。
ただし、これはどうしようもない理由ですので、仕方がありません。
となりますと、国民一人一人の能力を高めて成長するという方法しかありませんが、これが以前とは異なり、あまり上手くいっていないという状況です。
何故、上手くいっていないのかと言いますと、その理由は「新たな時代に対応できていない」というものであり、その対応できていない理由は「国民性が合っていない」というものです。
その国民性とは「自然災害が多い」ことにより、培われたものです。
日本は災害が多い国ですから、能動的に動く人の方が高く評価されがちになるのは、当然のことでしょう。
何故なら、生死を分けるほどの大災害に巻き込まれた時、より命が助かりやすい人は「何とかして、助かろう!」という、強い気持ちを持つ能動的な人だからです。
それに加えて復興時にも、能動的に動く人かつケガなどをしていない動ける人は、大いにありがたい存在です。
それに対して受動的な人は、何よりもまず、災害時に命を落とす可能性がより高くなるわけですけれども。
命を落とす可能性が高くなるのですから、良くないものとされがちになるのは、これまた仕方のないことでしょう。
それ故に、受動的な人の持つ能力、中でも評価する能力は過小評価され、それ故に、高い評価能力を持つ人材の不足に繋がってしまう、ということになります。
ここで生産活動について、お話しさせてください。
生産活動とは通常、その時のお客さんが望む、お金という対価をもらえるものを生産する、という活動のことを指します。
厳密に言うと、これは「狭義の生産活動」であり、時給自足や家事労働など、お金に換えることのできない生産活動に対しては「広義の生産活動」とされています。
お金を稼ぐための狭義の生産活動をするためには、方法が二つあります。
1,最初から狭義の生産をする(最も基本的で効果的なのは労働)
2,広義の生産をした後から、評価することで、狭義の生産に換える
2番の場合は、既に生産されて存在していたものに対して評価をするわけですが、これを言い換えますと、需要側、つまりお客さんの立場でその生産物を受け取った時、それがどの程度の価値あるものなのかを判断する、ということです。
この場合の例として、ゴッホの絵画が挙げられます。
ゴッホの絵画は生前に売れたのは一枚だけで、残りは死後に評価が高まり、何億円という破格の値段で取引されるようになりました。
生前の売れなかった時の絵は、広義の生産活動によって、既に存在しているという状態で、その後に評価されて絵が売れたその時に、狭義の生産に換わった、ということになります。
また、この評価という能力は、供給側で投資を行い、資本家の立場に立つ時にも必要な能力でもあります。
何故なら株式や債券に投資する際、正しい評価によってより良い会社を選んで投資することができたら、その対価として資産が増えるわけですから。
と、同時に、このことを知ると、これまで評価されていた「能動的な能力」を持っていない人にも、生産活動のできる「受動的な能力」があるかもしれない、ということがわかりますので、他者に対してより寛容になることができます。
そしてこのことが、追い詰められる人を減らすことに繋がり、その結果、自殺を減らすことにも繋がるのではないかと、そのように考えているわけです。
以上です。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございます。