今回の記事は、ログインができなくなる前に途中まで書いて、そのままにしていたものです。
KTAG様のコメントで生まれた記事ですので、これはボツにするわけにはいかないと思って、急いで書きあげました。
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今回の話は、以下の記事でも触れたことのある内容です。
直接のきっかけは、この記事を書いた時に頂いたKTAG様のコメントです。
というわけで、本題に入ります。
タイトルの「学校と会社の違い」ですが。
冒頭のリンク先の記事でも書いたことですが、会社は「営利目的」で設立され、かつ「生産活動」をしています。
それに対して、学校は仕事で必要な知識を学ぶところであり、言い方を変えると自分への投資をしているところでもあります。
その投資の資金の出どころは、義務教育の間は税金であり、それ以降は概ね親からとなります(国公立だと税金もあるけど)。
その違いにより、上記のコメントの角丸で囲んだようなことも言えます。
私の例で言えば、一番多い職歴は電話のオペレーターなのですけれども。
ある日ある時、仕事のできる上司(リーダー、以下LDと表記)が愚痴を言うとったんですね。
LDの上はスーパーバイザー(以下SVと表記)なんですけれども、自分よりも応対品質が悪いし勤怠も良くない、つまり自分よりもできない人がSVになっている、と。
確かにそれは彼女の言う通りなんですけれども、その人がSVで彼女がLDであるのは当然だと思いました。
で、ここまでの流れで概ね想像できるのではないかと思いますけど、そのSVは「ここぞ」という時にはそれなりの仕事をしてくれるわけです。
きっついクレーマーでも嫌がらずに電話を代わってくれる、というのもありますけど、明らかに忙しいとわかっている時には、体調がズタボロでも必ずシフトに入ってくれていました。
いや、今現在では「それはどうなの?」という話ですけど、当時一緒に働く部下の立場としては、ありがたかったですね。
そしてそのコールセンターは業務請負で、依頼主宛てにかかった電話を何本処理するかで会社の利益が変わってくる、という契約でした。
つまり、明らかに問い合わせが多い日にがんばって仕事をすると、それがそこの会社の利益になるわけです。
というわけで、もはや言うまでもないかもしれませんが、愚痴を言うてたLDは逆に「ここぞ」という時に休んでいた人だったのです。
まぁ、そんなわけで。
このような理由で、学校と会社では人の選び方も違うわけですね。
学校は「できない者を落とす」という形で学生を選びます。
大学などの入試がこの形をしていますよね。
これに対して会社は「できる者を採用する」という形です。
言うまでもなく、会社は営利目的で動いているから、その営利を追求するのに優れた人を雇いたい、という話なんですよね。
……ということに気が付いたのは、かなり後のことでした。
冒頭のリンク先の記事でも書いたことですが、ここでも書きます。
こんな当たり前の、でもこんなに大事なことを。
誰も、誰も、誰も。
何で、教えてくれなかったんですか?!
……ま、教えられる人が私の周りにはいなかったんでしょうけどね。
もしかして、まだ気が付いていない人がいたらと思って、一応書いときました。