※記事を募集中、全文掲載で10万円(ご興味ある方はこちらへ)
J-CASTニュース様より。
元迷惑系YouTuberのへずまりゅうさんが2023年4月10日、ツイッターで「へずまりゅうにガチで嫌われてる人たち」として、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手を含む著名人やキャラクターのリストを公開したそうです。
大谷翔平選手を嫌う理由は「何一つ勝てないから」と説明しているとのことで、これに対するSNS上のご意見は以下です(引用します)。
へずまさんの「大谷選手を嫌いな理由」についてSNS上では、「素直で草」「ただの嫉妬じゃんwww」「要は全部ひがみだな(笑)」「勝とうとしたんや」「体重なら勝ってるんじゃない?」「迷惑では勝ってる」「世界を代表する二刀流と対等にするな!」などツッコミの書き込みが相次いでいる。
一言で言えば、要するに嫉妬心ですけれども。
へずま氏に限らず、日本人こと大和民族はそういう心を持ちやすい民族です。
というのは以前、以下のような記事を書いたことがありましてですね。
上記リンク先の記事内で、加谷珪一氏の『日本経済、低迷の元凶は日本人の意地悪さか 大阪大学などの研究で判明』という記事の話をしています。
その記事で加谷氏は、以下のご指摘をされていました(引用します)。
大阪大学社会経済研究所を中心とした研究グループによると、被験者に集団で公共財を作るゲームをしてもらったところ、日本人はアメリカ人や中国人と比較して他人の足を引っ張る行動が多いという結果が得られた。
日本人は、他人を他人と割り切れず、互いに相手の行動を邪魔しているわけだが、この実験結果は身近な感覚としてよく理解できるのではないだろうか。
引用は以上です。
この原因を私は「日本人特有のプレイヤー至上主義」ではないか、と考えています。
上記リンク先の私の記事では、以下のように書いていました。
日本人が「他人を他人と割り切れず、互いに相手の行動を邪魔している」のは、一言で言えば「心の底でライバル視しているから」ではないでしょうか。
では、何のライバルのなのかと言いますと、同じ供給側に立つ者としてのライバルであり、つまりは「広い意味での商売敵」だと思っているのです。
「日本では何か新しい技術やビジネスが誕生するたびに声高な批判が寄せられ」るのは、何故かと言えば「成功者は基本的に妬まれる」からであり、それ故に「自身の経験を積極的には他人に語らず、成功のロールモデルも共有しにくい」ということが起こりがちなわけです。
(客の立場であれば、新しい技術やビジネスを上手く使ってより幸せになったりお金持ちになったりできるかもしれないのですから、それは良いことですよね)
つまり今回のへずま氏も「大谷選手は同じ供給側にいる(ライバルだ)」という気持ちが、自分は「お客さんの一人である」という気持ちよりも強いから、妬む気持ちが生まれたのではないかと。
恐らく日本人以外だと、こうやって妬む気持ちを持つ人のほとんどは「大谷選手と同じ野球選手か、野球選手になりたい人など」ではないかと思うんですよね。
それ以外の人は「自分とは関係がない=お客さん」の立場が強いのではと。
ただまぁ、悪いのは「足を引っ張る」という行為であって、単に妬みの気持ちを持つだけなら悪いことではありません。
例えば、妬む気持ちを「自分もがんばろう」というモチベーションに変えて、仕事がいつもより捗ったら、それは良いことですから。