そもそもの始まりは、以前書いた以下の記事にNFT太郎様からコメントを頂いたことからはじまりました。
「ハンコ一つ廃止できない官公庁」に対しての苦言を呈したNFT太郎様でしたが、それに対して私がお返ししたコメントが以下です。
~~コメントありがとうございます。ハンコは「皆が使っているから」ですよね。別のところで書いたFAXも当てはまりますけども。
国のすべきことは、ここら辺をバリバリ使っている中小零細企業に対して、心を鬼にして「このままでは世界に取り残されて、その後日本でも取り残されて完全に行き詰まることになる、だから早く廃止した方が良い」と助言し、そうしようと努力する会社を補助するべきではなかったのかなと。
何かお役所って、今が良ければ良い、事なかれ主義が蔓延しているような、傍目から見るとそんな印象があるのですが……実は、そういうことをやろうとしたら、使っている企業からえらい反対されて断念したとか、そういう理由があったりするのでしょうか(だったら、ごめんなさいですけど)。お仕事お疲れ様です~~
で、しばらく時間が経ってふと思ったのが、タイトルの「ハンコをNFTに応用できないか?」でした。
脱ハンコと言えば、今のところは「eシール」というものが推進されているようです。
eシールかぁー……こういうのはハンコの業界団体の人から「今のままでは将来がやばいから、電子印鑑みたいなものを造ってそれに既存のハンコを紐付けておいた方が良いのでは?」みたいな意見が、十年か二十年ぐらい前に出なかったんですかね?
実は若手の中からそういう意見もあったけど、叩き潰されていた……とかだったら、その若手の方は気の毒だと思います。
ざっと調べてみたところでは、このeシールはハンコ業界にはあまり関係がなく、ほとんど利益をもたらさないようでしたので、もうちょっと何とか利益になる形になれば良いのになと思ったのですけれども。
というわけで、タイトルにも書いたNFTです。
フランスに「Arianee(ARIA20/アリアニー)」という暗号資産がありまして、これはブロックチェーンを使ったデジタル証明書を発行し、高級ブランド品を認証しているのだそうです。
以下の記事を書いていた時に知りました。
つまり「ハンコを美術工芸品の用途に限って創作し、その証明書にNFTを利用しデジタルデジタルアートの方でも活用する」というのはどうかなと。
別の例としては、ナイキも挙げられます。
ちと古い記事ですが、以下。
この記事によると「他のブロックチェーンゲームにインポートすることで、デジタルシューズなど、ゲームのデジタルアセットとして扱うことができる」とありますので、リアルとデジタルの双方向を考えているということですね。
フランスですよフランス。
芸術の都パリが首都でかつ、世界最大のラグジュアリーブランド複合企業LVMHの本拠地があります……が。
負けてられないと思いませんか?!
ハンコ(=印章)だって歴史がありますよ?!
象牙はダメだけど水牛や白檀など、良い素材の芸術的なのもありますよ?!
無理矢理実用で使おうとすると無理がある、だけではないですか?!
いや、それよりもですね。
いっそのこと、そのハンコの写真をNFTでクリスペのカードにして、ハンコ業界の偉い人がクリスペで参戦する、というのはどうでしょうか?!
さらに、高級なハンコを片手に持つハンコ業界の偉い人自身の写真をクリスペのカードにするとか?!
ハンコ業界の偉い方、この文章をお読み頂いておりましたら、是非ご検討をよろしくお願い致します(いや、おらんよね)。