理容室や美容室のヘアカラーは大きく分けると、
白髪染めとお洒落染めの二つです。
白髪染めはグレイカラー、
お洒落染めはファッションカラーと呼んでいたりします。
白髪染め(グレイカラー)は、
黒髪と白髪に対応しており、
黒髪にはトーンアップ、
白髪にはトーンダウンが同時に行われます。
黒髪は明るくしながら色を入れて、
白髪に対しては色のみが入るということです。
そうすることで、黒髪と白髪が均一なカラーに仕上がります。
お洒落染め(ファッションカラー)は、
お洒落染めは黒髪のみ対応になっています。
その黒髪を明るくしながら色を入れるのが、ファッションカラーです。
例えば赤色のカラーだとしたら、
黒髪を茶色ぐらいまで明るくしてから赤色の色味を乗せる。
そうすると仕上がりの色は赤茶色になるわけです。
そこには、髪が本来持つ色(メラニンの色)が存在しています。
白髪には茶色がないので補ってあげる必要があるわけですね。
白髪染め(グレイカラー)には他にも特徴として白髪30%ベース仕様に
なっていて、お洒落染めに比べて染料が濃いです。
どういうことかというと、白髪が多ければ多いほど
仕上がりの染まりが薄く(明るく)なってしまうため、
白髪が30%あるという基準を設けて、その30%ある状態での仕上がり目安で
作られています。
もともと白髪が多い状態をベースに作られているカラー剤なので、
白髪が30%ない、例えば黒髪100%に使用したら、
表記通りの明るさや染まりに仕上がりません。予定より暗くなります。
白髪30%多いです。
髪の毛が10本あったら3本は白髪ってことですね。
頭髪全体が10万本ある中で、3万本が白髪ということです。
ヘアカラーにはお洒落染めと白髪染めがあり、
白髪がある方は白髪染めを使用するということを
覚えていただくと今後役立つと思います。
間違ってお洒落染めをしてしまうと、
白髪の部分が赤なら赤、青なら青になってしまいますので、お気をつけください。