どうして 歴史の上に言葉が生まれたのか/太陽 酸素 海 風/もう充分だった筈でしょう
椎名林檎
「本能」(2000)創世記のスケールで語り起こされた「歴史」がタイトルと響き合い、以降の「生命」、「衝動」、「劣等感」、「真実」などが神話的原罪の暗示となる。ワンフレーズで類型的情緒を脱し、普遍に達した。