ICTとは
情報技術を意味するIT(International Technology)に通信技術を意味するCommunication Technologyを加えたInternational and Communication Technologyのことで、教育現場ではコミュニケーションを重視するのでICTという語を用います
アジア主要国のインターネット普及率を見て見ましょう
上の写真をご覧の通り、日本のインターネット普及率はアジア主要国の中でもトップに入ります
次に、学校での情報機器環境を見て見ましょう
上の写真の灰色の線が47カ国の平均で、黄色の線が日本になります
グラフを見るといずれの項目も平均を下回っていることがわかります
この2つのグラフから、インターネット普及率は高いですが、学校での情報機器環境を見た時に、あまり整っていないことがわかります
< ウルグアイ >
2009年に全ての州立小中学校にノートPCを支給
< ポルトガル >
2010年に100万人にノートPCを配布
< フランス >
2011年にデジタル教科書に完全移行
< 韓国 >
2011年にデジタル教科書を義務化、2013年に全小中学生にタブレット端末導入
< シンガポール >
2012年に全員にデジタル教科書
< 日本 >
2020年に1人1台の情報端末とフューチャースクールの全国展開(しかし、国の予算がない)
上のように、各国では早い段階から教育の情報化に取り組んでいますが、日本はまだ取り組めていません
また、2020年に1人1台情報端末と言っていますが、オリンピックなどにお金がかかっているため、予算的に出来るかどうか怪しい状況です
"社会・文化的、技術的ツールを効果的に活用する能力、多様な社会グループ、グローバル社会における人間関係形成能力(コミュニケーション能力)、自律的、主体的に行動する能力"
→“情報社会、知識基盤社会を生き抜く力”
“ICTの主体的・効果的な活用能力”
ICTをなぜ教育に活用するのかと言うと、ICTを活用することによって「時間的、空間的制約を超えられる」「カスタマイズが容易にできる」
ICTを活用すると子ども一人ひとりの能力に応じた学びができる
ICTを活用すると、子ども同士で教え合う協同的な学びができる
以上のことから、ICTを教育に活用しようとしています
ICT環境のイメージとしてはこんな感じです
1枚目の写真のように、何人かのグループに1台〜2台端末を用意して、ひとつのことに対して子ども一人ひとりが考えて意見を言い合ったり教え合うことができるようになり、子ども主体の学び・協同的な学びになります
2枚目の写真のようにスクリーンなどを使って全員で考えることもできます
また、スクリーンを活用することで、例えば北海道と東京など、遠隔地の子どもとも端末を通して会話することができます
ICT教育が普及することにより、もっと学習の幅が広がり、効率よく学べる環境が作られていけばいいと思います
最後まで読んで下さりありがとうございました!