このアコースティックヘルスでは、「医者に頼らず、メディアに惑わされず」をモットーに人間本来が備えている「病気にならない力」について考えていきます。私も一生懸命勉強していますが間違える事も多くあります。その時はご指導、アドバイスまたは反論(反証)を頂けたら幸いです。皆さんの意見を伺いながら共に成長出来たら嬉しいです。
一か月ぶりの投稿となります。6月は上念氏の「経済で読み解く日本史」や「ルソーエミール全集」「ツァラトゥストラ」などなど、じっくりと読書をする時間を設けることが出来ました。特に上念氏著の「経済で読み解く日本史」は経済的な視点で歴史を見て、現在の経済政策は過去の失敗を繰り返そうとしている如何に愚で、恥じるべき経済政策なのかが良くわかる一冊・・・ではなく五冊です。お勧めします。
さて、今回からは「アコースティックヘルス:香り」と言うことで、香りが与える心身的な作用について深めていきたいと思います。今回は前置きとなります。とても大切なので本題に入る前に説明させてください。
皆さん、「におい」の漢字には「臭い」「匂い」の二種類あります。前者は不快で、気分が悪くなる「におい」で、後者はリラックスや気分が高揚する「におい」です。
「臭い」の語源は「自」は自分の鼻を指し、「大」は元々は「犬」で、「嗅ぐ」と言う意味でした。したがって名残で「嗅ぐ」と言う漢字は「大」ではなく「犬」になっています。
何が言いたいのかと言うと、犬は自分の身を守るために、「におい」を嗅ぎます。人間も同じで、「におい」は自分の身を守るために嗅ぎます。「臭い」を察知したら、危険信号なので、身を守るために行動しなければなりません。それが、緊張や、不快感や不調に至るわけです。危険を察知するために発達した能力になります。
さらに、自分の生命を守るために「匂い」も大切であり、主に食べ物や仲間を判断する為に利用します。意味は「臭い」の逆です。例を挙げると、私はステーキが好きなのでステーキを焼く匂い嗅ぐだけで、そわそわして唾液が出ます(どうでもいいですが)。
したがって「臭い」が精神的、肉体的に作用するように「匂い」も同義の作用をもたらします。そして「匂い」により得た情報が蓄積により高められた匂いが「香り」となります。この「香り」は人にとって精神の安定や集中力・記憶力の向上、恒常性の安定、これらに伴う肉体的負担の軽減など様々なメリットをもたらします。
では、なぜ、精神的、肉体的に作用するのでしょう。
簡単に説明すると「におい」の情報は電気信号に変えられ、すぐに脳に達し、免疫系に作用するからです(専門的な話が知りたい方はコメントにその旨を頂ければコメントに掲載します)。
これを応用したのがアロマテラピー(芳香療法)です。アロマテラピー自体は1900年代前半にルネ・モーリス・ガットフォセにより提唱されましたが、実際は香りによる、治療法は旧石器時代から使われていると言われています。
西ヨーロッパでは治療法の一つとして認められています。日本では雑貨扱いなのでリラクゼーション目的以外での使用はできません。ここがとても大切です。ご理解ください。
前置きは以上です。皆様の健康で豊かな生活を願い、書いていこうと思います。
以上