このアコースティックヘルスでは、「医者に頼らず、メディアに惑わされず」をモットーに人間本来が備えている「病気にならない力」について考えていきます。私も一生懸命勉強していますが間違える事も多くあります。その時はご指導、アドバイスまたは反論(反証)を頂けたら幸いです。皆さんの意見を伺いながら共に成長出来たら嬉しいです。
前回は、人と香りの歩みの歴史古代~中世についてご説明させて頂きました。今回は、歴史の最後、近世~近代の人と香りの歩みを深めていきたいと思います。
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16世紀ごろになると精油の抽出が始まります。その前から油脂吸着法という方法で抽出する事はしていましたが、労力と時間が物凄くかかる上に微量しか抽出できないことから世に出ることはありませんでした。16世紀ごろには水蒸気蒸留法という技術により大量(ラベンダー精油であれば500kgのラベンダーに対し1kgの精油が抽出できる)に抽出する事が可能になり貴族の間で広まって行きます。これをきっかけに香りの成分に関する研究も進み19世紀には合成香料が誕生します。この合成香料の分離精製が現在の香水や薬に使われています。
20世紀に入りアロマテラピーという用語が「ルネ・モーリス・ガットフォセ」により広まりました。ガットフォセがアロマテラピーに行き着いた有名なエピソードがあります。
「ガットフォセは、合成香料の科学者で、調合中に火傷をしてしまい、とっさに近くにあった液体に手を浸します。その液体はラベンダー精油でした。浸すと直ぐに痛みが和らいだので、これはと思い以降ラベンダー精油を直接、火傷に塗って治療・観察しました。結果、普段よりも早く、後も残らず完治した。」
この話はアロマテラピー検定を受けられた方なら、おそらく皆さんお分かりのストーリですが、これをきっかけにアロマテラピーが生まれました。余談ですが、ラベンダー精油は、びっくりするぐらい火傷にも効果がありますが、擦り傷にも効果があります。お勧めです。ただし、「真正ラベンダー」の精油をお使いください。アロマ環境協会は直接の塗布を禁止していますが、私はラベンダーを火傷等に塗る場合は薄めずに使っています。ブレンドするときも相性がいい精油が多く組み合わせしやすいので一本持っておくと良いです。
このエピソードや、その他の歴史をたどると、やはり、アロマテラピーは自然治癒力を高め、精神的にも肉体的にも健康な生活を送ることが出来るアイテムであることがわかります。医者に頼らず、薬を飲まず自分の免疫力を高め健康を維持する。これとても大切です。医者は故障した箇所を治す専門家です。なのに専門でない予防に関して鼻高々にメディアで説明していますが、恥を知れ!乳がんの早期発見を推奨した途端に乳がん患者が急激に増えてるじゃないか。
怒りで文章が乱れました。一度医者の治療が始まると元に戻れません。その前に自身の免疫を信じ機能を高める努力をすることが一番です。
基礎体温を37.3℃に近づける。
必要以上のカロリーをとらない。
お風呂は45℃で重曹風呂。
生野菜、乳製品は控える。
ストレスを発散する。
人と楽しく話し、よく笑う。
適度な運動を行う。
アロマで恒常性を高める。
これであなたも医者しらず。
次回からはアロマの活用法を書きたいと思います。十人十色。自分に合う物は他人には合わない。既製品に頼らず自分で作った方が良いに決まっています。ちなみにアロマオイル100ml5000円の商品は500ml5000円で同等の物が作れます。
以上