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小野小町ゆかりの京都山科・随心院の梅が青空に咲く

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  • こすもす
  • 2023/03/22 10:16

今年も京都の梅が満開になったとのこと!

京都は梅の名所がたくさんありますが、今回はその中でも有名な随心院門跡(ずいしんいんもんぜき)を訪ねました。

青空に梅が映えて、とても美しかったです。

 

随心院は昨年5月の新緑の季節にも訪ねています。

新緑の光景がとても良かったので、今回は随心院名物の梅を見に行ったんです。

 

山科・随心院へ

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© OpenStreetMap contributors

随心院(ずいしんいん)は京都盆地から東山を越えた山科盆地にあります。

交通は便利で、京都市営地下鉄東西線の小野駅から徒歩5~6分と、アクセスしやすい場所にあります。

僕はこの日は他の用事もあったので、マイカーで行きました。
お寺には無料駐車場が完備されていて親切。

 

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随心院の総門に到着です。

観梅会とありますね。梅園の公開が始まっています。

 

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総門をくぐると、参道には早速梅が咲いています。

この写真の右手にあるのが梅園なのです。
行ってみましょう。

 

随心院 小野梅園

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やってきました、小野梅園
このあたりは小野という地名なので、ここは小野梅園です。

ちなみに、その土地で一番美しい女性のことを小町といいますので、小野で一番美しい女性は小野小町と呼ばれます。
はいそうです、百人一首で有名な小野小町(おののこまち)はここ京都山科の小野に住んでいたのですね。この随心院のあたりです。

 

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梅が満開ですねー!
春爛漫の雰囲気。
 

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空も春になり紫外線が強く青が濃くなってきて、梅のピンクが良く映えています。

 

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桜かと見間違えるほどの鮮やかさ。
ピンク色の濃さは桜のソメイヨシノ以上ですね。

 

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梅園の向こうに見えるのは、随心院の薬医門と表書院
あとから行ってみましょう。

 

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強くなってきた日差しを浴びた梅の花が、春の訪れを謳歌しているようです。

 

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さすが、梅の名所の随心院。
鮮やかな梅が多く、気持ちが一気に春になりました。

 

随心院

さて、梅園だけではなく随心院のお堂にも入らせていただきましょう。

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庫裡。ここからお堂に入ります。

随心院は門跡寺院です。
門跡寺院とは皇族や公家がご住職になられたお寺。
皇室と関係が深く、格の高いお寺です。

 

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庫裡に入ると早速、小野小町像が。これはジミー西村氏作画。
小野小町推しですね。

 

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まだ3月なのでひな人形が飾ってありました。
京雛では、男雛は左(向かって右)、女雛は右(向かって左)なのです。

関東では男雛と女雛の位置が逆ですが、左近の桜、右近の橘と言ってやっぱり桜の上に男雛がおられるのがしっくりくるのですよ。

というのは…。

 

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京都御所 紫宸殿

ひな壇のモデルになっているのは、京都御所の紫宸殿(ししんでん)なのです。
紫宸殿とは天皇が公式行事をする、御所の中心的な建物。ということは、長年にわたって日本の中心であった場所です。
この紫宸殿の南庭に降りる階段が、ひな壇のルーツになっています。

この紫宸殿の左(向かって右)には桜、右(向かって左)には橘の木が植えられています。
これが、左近の桜、右近の橘です。

そして紫宸殿に天皇皇后両陛下が揃われるときには、長らく天皇は桜の側におられ皇后は橘の側に位置されることになっていました。

京都に昔から住む人はこの紫宸殿の桜と橘の位置を見慣れているので、ひな人形でも男雛は桜の側である左、女雛は橘の側の右なんです。
桜の側に女雛が位置する関東風の並びには違和感があるのです。

 

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さて、ひな人形からさらに進んで表書院
能の間から庭園を眺めています。シンプルながら落ち着く庭園です。

でも、左手に工事の囲いが。
現在、本堂は工事中とのことで本堂へは入ることができませんでした。

そして、この位置から左を向くと…。

 

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鮮やかな襖絵が見られます。

能の間のこの襖絵は「極彩色梅匂小町絵図」。
小野小町の一生をだるま商店というユニットが描いた、2009年の作品だそうです。

 

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襖絵の下には、可愛いウサギが。
随心院さん、女子ウケ狙ってますねー。

 

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本堂と奥書院をつなぐ渡り廊下。廊下でさえ上品な感じがします。
さすが門跡寺院。

 

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お庭には小町堂という納骨堂も建てられていました。

 

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なにやら「告白」とありますが…。

このイベントは、かつて自分に想いを寄せてくれた人がかけてくれた言葉を思い出して右下の小さな紙にそれを書いて、ここ随心院にある文張地蔵ポストに投函する企画らしい。
随心院さん、女子ウケに全振りしていますねー。

このイベント、小野小町のエピソードとして特に知られているのが深草少将の百夜通いなので、これをモチーフにしているようです。

小野小町に求愛した深草少将は、小町から百日間毎日通い続けたら受け入れると言われて毎日小町の元へ足を運び続けたのですが、九十九日目の夜に大雪のためどうしても行けずに凍死してしまったという伝説が有名なのです。

って、深草少将って可哀想すぎないか?

 

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随心院はいろんなところに女子力高めなものがあるので、訪ねる人もお寺にありがちなご高齢の方ではなく女子やカップルが多かった印象です。

この部屋の障子には折り紙の梅の花もあしらわれていて、乙女心がくすぐられますよね。
えっ、この記事を書いているのはおっさんだろうって?
 

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小川に流れる落椿(おちつばき)も春らしくて素敵です。

 

小野小町 化粧の井戸

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小野小町を激推ししている随心院。
では最後に、このあたりに住んでいた小野小町が毎朝化粧をしたという井戸を見に行きましょう。

随心院の端、椿咲く竹林の奥に化粧井戸がありました。

 

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これが小野小町化粧井戸

うーん、水は濁ってはいないけど流れはなく竹の葉が浮かんでいて、この水で顔を洗ったり化粧をしたりする気にはならないかなー。

さて、そろそろ帰りましょうか。

 

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夕方近くで日差しも柔らかくなってきて、椿の背景もキラキラしています。
もう春本番。

 

最後に

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すっかり夕方になりました。小野梅園も閉園。

梅の木に西日が差して、のどかな春の日は終わりです。
お家に帰りましょう。

梅の季節はそろそろ終わり。
と思いきや、もう京では桜が咲いてきています。
今年は梅と桜の間隔が短すぎやろ…。

いよいよ春爛漫になりますね!

 

 

随心院 関連記事

 

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Camera: OLYMPUS OM-D E-M5 Mark Ⅱ
Lens: LUMIX 12-35mm F2.8 with C-PL filter, LUMIX 45-150mm F4-5.6

 


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