この時期、全国的に厳しい寒さになっています。いかがお過ごしでしょうか?
京都も寒く、雪が降ったりします。
京都の雪景色もステキなので見に行ったりしています。
今回は京都・鷹峯にある源光庵を訪ねました。
実はこの源光庵、ALISに関係があるんです。
このALISサイトのデザインのモチーフになった場所が源光庵なのです。
これについては、昨年初夏に源光庵を訪ねて記事にしています。
今回は雪が積もった、夏とは違う美しい源光庵の姿を見ることができました。
その様子を写真とともにお届けします。
京都盆地の北の端にある源光庵。駅から市バスにゆられ、到着です。
市内中心部より雪が多く、すっかり雪景色ですね。
本堂にも雪が積もり、冷たい雰囲気を醸し出しています。
では中に入り、有名でALISサイトデザインの原点にもなった、迷いの窓と悟りの窓を拝見しまししょう。
四角い窓が「迷いの窓」、そして丸い窓が「悟りの窓」です。
いまや世界的に有名な窓。
木々に雪が降り積もり、窓が冷たく静かな世界を語っているようです。
心まで冷静になって落ち着いてきます。
では、初夏はどんな景色だったんでしょう?
比べてみましょう。
5月の窓。
ぜんぜん違いますね!
夏は新緑、秋は紅葉、冬は白。
同じ窓でも、季節によって景色が異なってきます。
ALISでは、そんな違いをサイトで実現すべくデザインされているとのことです。
それは、どういうことでしょうか?
まず、ALIS公式ブログでUsagiさんこと赤木さんが書かれた記事から引用します。
この記事は昨年1月の記事。
まだALISクローズドβ版も出ておらず、デザインモックが公開され皆さんの意見を聞いている段階での記事です。
この記事でデザインコンセプトの説明として、源光庵の悟りの窓が写真付きで登場しています。
「プロダクトは窓」で「風景は記事」というコンセプトです。
そう言われれば、そんなデザインのようにも思えます。
さらに、今年1月のオープンβ版リリース時の記事でもこのように言及されています。
ALISではクローズドベータ版公開の際から悟りの窓に通じるようなALISは窓、写すべきは景色でありコンテンツであるという大きな方針を持って進めています。
僕らが作るサービスは主張せず、ユーザーの作成したコンテンツが映えることを第一に考えるという方針です。
ALISサイトの、背景が白地で広告などの目につく要素を一切排除した記事が引き立つような配慮は、やはり悟りの窓に通じるものがあるように感じます。
上のようなコンセプトを頭に入れて、もう一度悟りの窓をじっくり眺めてみましょう。
雪が積もればそこらで見られるような景色が、窓を通してとても引き立っているのが分かります。
風情が感じられますね。
もっとじっくり見てみましょう。
なにかが見えてきませんか?
ああっ、源光庵さんすみませんm(__)m
コラを作らずにはいられませんでした。
さて、悟りの窓以外の源光庵の景色も見てみましょう。
一面雪景色で、清々しいです。
寒いモノトーンの世界の中で、南天の実が唯一鮮やかな点を描いていました。
この天井の足あとは血です。なぜ血?
関ヶ原の戦いの前哨戦と言われる1600年の伏見城の戦いで、徳川家康の忠臣である鳥居彦右衛門元忠の一党と石田三成の軍勢が交戦しました。
そして負けた鳥居軍の武士たちが自刃したときの血が床板に付いたものを、冥福を祈るためにここ源光庵を始めいくつかのお寺に奉納し、天井に備え付けました。
これは「血天井」と名付けられています。
生々しいです。
御朱印もいただきました。
源光庵に祀られている「霊芝観世音」と書かれています。
一夜にして別世界に移動したかのような雪の世界。
春夏秋冬で景色が変わる京都の、日本の自然は美しいと改めて感じました。
ALISに参加しているみなさま、京都に来られる機会があればぜひALISの聖地、源光庵を訪ねてみてください。
四季を通じて、写真では伝わらない独特の雰囲気を味わうことができます。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4 & PENTAX 50-200mm F4-5.6
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Twitter: @cosmoscx