京都嵯峨野・祇王寺。
苔のお庭が美しくお気に入りの場所で、季節ごとに訪ねています。
時は梅雨。
水をいっぱいに吸って、苔が一番元気になる季節。
そんな梅雨の祇王寺を訪ねました。
京都・嵯峨野の一番奥。奥嵯峨と言われる場所に祇王寺はあります。
嵐山の賑わう場所から徒歩で20分くらいはかかる、やや不便なロケーション。
大型バスは入れず普通車も数台分しか止められないので、訪れる人も多くなく…、
と言いたいところですが、最近は京都ブームに伴って参拝者が増えました。
それでも大混雑になることはほとんどないと思います。
この日は、バス停から歩いて祇王寺に到着。
でも、祇王寺を訪ねるのに一番オススメなのは、嵐山の駅からレンタサイクルです。
この時期、一面の緑の世界がここにあるようです。
入り口の門の屋根は苔むしていて、しっとりとした雰囲気ですね。
中に入りましょう。
おおお、一面が緑で美しい!
草庵と苔の庭がとても素敵です。
苔に近づいて見てみましょう。
緑が濃いですね。
雨を吸って、苔がいきいきとしているようです。
草庵の中の、有名な吉野窓。
季節によって窓の向こうの色が違って見えるのですが、今は落ち着いた緑一色ですね。
ほおずきが色づいていました。
緑だらけの世界に朱色があると、なんだかホッとします。
この祇王寺は、JR東海「そうだ 京都、行こう。」2019年初夏のキャンペーンに選ばれています。
同じ嵯峨野の常寂光寺とともに、テレビCMにも登場しています。
そして祇王寺は、そうだ京都行こうキャンペーンポスターにもなっています。
今はキャンペーン中なので、祇王寺の人出はやや多いように思いました。
それでも、この記事の写真のように人が写り込まずに撮ることができるくらいです。
京都の梅雨の時期は観光客が少なくなるのですが、こんな苔と新緑のような素敵な世界があるのですよ。
秋になると色づくもみじも、今は青。
それもまたいいもの。
冷たい水が気持ち良い季節。
つくばいの周りも緑一色に染まっています。
青もみじの下には、苔の絨毯。
梅雨のうっとうしい時期は、苔にとっては水気がたっぷりで暑すぎない居心地の良い期間なのでしょう。
そして苔を見る側にとっても、素敵な季節です。
もう少しで梅雨は明け、暑い暑い京の夏がやってきます。
梅雨の時期も、暑い夏も、それはそれでまた良いものです。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4 & PENTAX 50-200mm F4-5.6