コロナ禍で外出もままならぬ、この冬。
じっと家にいるのもなんなので、密にならない場所を訪ねましょう。
今回は自宅から車で行ける、混雑していなさそうな場所を訪ねます。
京都・龍安寺(りょうあんじ)。
個人的にはちょっと離れた公園へ車で行ってお散歩する感覚ですが、実はここは世界遺産です。
お散歩で世界遺産って、わけわからんw。
龍安寺は京都盆地の西北にあります。
このあたりはきぬかけの路といい、近くに仁和寺や金閣寺、等持院などがある京都観光のハイライトコースの一つです。
公共交通機関で行くなら嵐電の龍安寺駅から徒歩10分ほど。あるいは市バスが一般的です。
僕は密を避けるために自宅からマイカーです。
龍安寺には無料駐車場があります。こんな有名なお寺なのに無料とは太っ腹。
山門
ここから入ります。
天気はいいのですが、木々は枯れていますねー。
まだ門松も飾られていて、お正月気分です。
山門をくぐると広い池が。
鏡容池(きょうようち)と名付けられています。
池面に反射する青空が素敵なのですが、実は池面は凍っています。
めっちゃ寒いんです。
庫裏
ここからお堂に入ります。
石段両脇の桜の木々が寒々しさを物語っています。
お堂の中、方丈と石庭。
これが有名な龍安寺石庭。日本を代表する枯山水庭園です。
気温は低いのですが日向は暖かいので、みなさん縁側で日向ぼっこしています。
世界遺産の有名な石庭を見ながら日向ぼっこって、贅沢ですねw。
方丈(重要文化財)の内部はこんな感じ。
襖絵が良いのですが、ここに入らせていただくことはできません。
そして、世界的に有名な龍安寺石庭。
所々に岩が置いてあるだけの白砂の庭なのですが、この白砂に光と影が鮮やかに映えて美しいのです。刻々と影の形が変わり、静かな中にも動きがあります。
冬の石庭は枯れていますが、それもまたシンプルで良い。
さすがここは世界的に有名でスティーブ・ジョブズも愛し、みんな大好きアップル製品のコンセプトになっている禅の精神を表している石庭だけのことはあります。
こちらは、吾唯足知(われただたることをしる)のつくばい。
徳川光圀の寄進した、有名なつくばいです。
実はこれはレプリカで、本物はこの奥にある茶室の露地に置かれているのですが非公開です。
しかし、今回特別公開されることになりました!
と、意気込んで行ったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み急遽特別公開が延期になっていました(泣)。
さてこの石庭、結構横長なので全景が写真に入り切りません。
そこで今回は、先日購入した広い範囲を写せる魚眼レンズを使いました。
OLYMPUS 9mm F8 Fisheye
レンズにしてはぺったんこで、ボディキャップレンズとメーカーは言っています。
オートフォーカスすらついていませんが、超広角レンズはピントが合う範囲が広いので、雑な手動フォーカスでOKです。
お値段は安くて、7,500円ほどでした。
このレンズで写すと広い範囲を撮れるだけではなくて、こんな面白い写真が撮れます。
ガッポリと口を開けたような中に石庭と背景の木々と青空、そしてお庭を見る人々まで写っていますね。
石庭での日向ぼっこは暖かいのですがそれでも空気が寒いので、風邪を引かないようにそろそろ帰りましょう。
帰り道。
鏡容池の向こうにさきほどの庫裏を見つつ冷たい空気を感じながら、お散歩は終了です。
池の周りには桜の木がいっぱい植えてあり桜が咲くと壮観ですが、今は寂しい光景。
冬の京都は枯れて地味ですが、寒く澄んだ空気を吸って気持ちが引き締まります。
落ち着いて静かな冬の京都も素敵です。
Camera: LUMIX G8
Lenses: OLYMPUS 9mm F8, LEICA 15mm F1.7, LUMIX 45-150mm F4-5.6
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