美しいお庭で最近とみに有名になってきた、京都洛北・蓮華寺。
まったりしたくなって、まだ緑が濃い秋の日にこの静かなお寺を訪ねてみました。
蓮華寺は京都盆地の東北のはずれ、大原へ行く道沿いにあります。
京都市街の出町柳駅から叡山電車に乗って、八瀬の手前、三宅八幡駅で下車します。
なんだか面白い電車ですね。
これは叡山電車が社運をかけて?新造した「ひえい」という観光列車です。
これに乗って、お出かけしましょう!
天台宗蓮華寺入り口。
狭く、奥深まった入り口ですね。
この入り口に見られるように、蓮華寺はひっそりと佇むお寺で、かつては知る人ぞ知る存在でした。
でも、最近はお庭がとても美しい紅葉の名所として広く知られるようになり、京都ブームに乗ってたくさんの人が訪れるようになりました。
では、山門をくぐって入ってみましょう。
一面の緑の中にお寺が佇む感じが美しいです。
中に入らせていただいて、名物のお庭を拝見します。
しっとりとした、美しい池泉式庭園。落ち着いているのに鮮やか。
下は苔で覆われ、左端のもみじは早くもちょっと色づいているようです。
この庭園は石川丈山という、詩仙堂の庭園を作られた方の作庭ではないかと言われています。
とても落ち着く庭園ですね。
手前が舟石、奥が鶴石と名付けられているそうです。
少しもみじは色づいていますがまだ紅葉の季節ではないので、訪れる人も少なく、ゆっくりできます。
京都のはずれの静かなお寺です。
お庭に降りて、苔のむした道を本堂へ。
ご本尊は釈迦如来。天井には龍の絵が描かれています。
苔が少し覆っているつくばいも、とてもしっとりとしています。
静かな場所で、ゆっくりとした秋の時間が流れています。
蓮華寺の御朱印。
「瑞光」と書かれています。
瑞光とは、おめでたいしるしとされる光のこと。
なんだか明るい兆しを頂いたようで、落ち着いた美しいお庭と合わせて、元気が出てくるような気がしました。
参道には、ホトトギスの小さな花が咲いていて、これまた和ませてくれます。
蓮華寺、京都の中心から離れたお寺で静かにひとときを過ごすことができて、心がちょっと洗われたような気持ちになりました。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4
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