自分の知る範囲では、関西ではブロックチェーン関連のイベントが東京よりはるかに少ないんです。
そんな中、まてんろうさんが主催されて今回で第6回目になるDAPPS関連のイベント、「DAPPS KANSAI」が2020年2月22日に行われ、これに参加させていただきました。
ここに、会の概要と少し感じたことを書かせていただきます。
今回は「DAPPS KANSAI #6 Kyber NetworkとDeFiの現在」ということで、Kyber Networkについて、Kyber Networkエバンジェリストのhoryさんが講演されました。
そして後半はALISでもおなじみのはるか先生の司会で、horyさんと会場参加者の質疑応答。
この会を主催されたまてんろうさん、登壇されたhoryさん、司会のはるか先生、会場を提供されたSingularity HIVE様にお礼申し上げます。
今回の会場は、Singularity HIVEというコワーキングスペースです。
ここはブロックチェーンエンジニアのためのワークスペースということで、ちょっと寂しい?関西のブロックチェーン界隈を活性化しようと頑張っておられる場所かと思います。
会場の場所は大阪の有名繁華街、心斎橋。
このビル、なんと1階にはOMEGAやスワロフスキーのお店が入っています。
都心感がありますねー。
ビルの2階に上がりましょう。
会場のSingularity HIVEに到着。
かっちょいいエンブレムです。
ホワイトボードには、いろんなブロックチェーン関連プロジェクトのステッカーが貼ってありますね!
えっと、ALISステッカーは貼ってるかな…? まぁ、ええかw。
講演会場はこんな感じ。
適度な広さでいい具合です。
参加者は十数人でした。良い感じの親密さ。
僕は風邪のため(新型コロナウイルスではない)、少し離れた一番うしろの席に座っています。
ということで、イケメンhoryさんの講演が始まりました!
講演内容は、Kyber Networkの一般的な説明。
Kyber Networkを使うと異なる暗号通貨間の取引が簡単にできるということを、ブロックチェーンゲームなどを例に上げながら説明されました。
horyさんのプレゼンのあと、後半ははるか先生の司会でslidoを使っての、horyさんと会場参加者との質疑応答が行われました。
はるか先生は顔出し不可なので、写真をお見せできないのが残念。
上記写真の質問について。
Kyber Networkがよく使われる事例はやはりDeFiで、バックエンドが動いているということが多いとのお答え。
そして、イケメンhoryさんは独身とのことです。
暗号資産に突っ込める自由の効くお金が多いことが独身のメリット、と言われていましたw。
質疑応答をもって会は一応終了。一時間弱でした。
horyさんからおみやげとして、Kyber Swapの手数料5ドル分のギフトカードを頂きました。ありがとうございます!
実はこのあと、同じ会場でhoryさんや暗号資産古物商の井元さん(いもやん、旧ワインさん)の講演もあったのですが、こちらは聞けず。
だって、参加費1万円なんだものー。
いや、1万円はボッタクリではなく、クラウドファンディングで1万円協賛の特典としてこの会の参加権があるので、それに合わせるために参加費を1万円にされたとのこと。
井元さんいわく、この会ではご自身が暗号資産古物商として売買してどれくらい儲かるのかまでを、赤裸々に語るとのことでした。
僕は暗号資産古物商になるつもりはないんだけど、それでもちょっと聴きたかったな。
少し離れた一番うしろの席に座って講演を聴きつつ会場全体を眺めていると、なんだか僕は異世界に来たように感じられたんです。
というのは、僕が普段いる環境、職場なんかはまったくブロックチェーンと関係なく、普通の関西の世間だから。
以下は、まったく個人的な見解です。
庶民レベルではブロックチェーンや暗号資産の話はすっかり下火になっていると思うのです。
特に関西では、2017年の仮想通貨ブームでお笑い芸人さんがローカルテレビのワイドショー番組などで投機をあおってその後暴落したので、関西の一般人には仮想通貨はうさん臭いものというイメージが他の地域よりもより強いような感じがしています。
仮想通貨ではなく暗号資産と言い換えようが、 ブロックチェーンと言おうが、白い目で見られるような雰囲気。
ブロックチェーン技術者の方には、この異世界感はわかりにくいんじゃないかな?
そんな中、今回のミートアップに集まった方々を見ると、関西にもブロックチェーン技術にコミットしている人がいるんだという当たり前のことに驚いたのです。
一体このギャップはなんだのだろう?
技術者の方がどんどん先進的な技術を開発されるのは素晴らしいし、先端技術は何も一般人に知れて理解できるものでなくても良いと思うのです。
horyさんもKyber NetworkはDeFiのバックエンドで動かすことが多いと言われていたし。
でも、仮想通貨に対する一般の方のネガティブな認識とブロックチェーン技術との間に乖離がありすぎるのは問題のように感じたりもします。
そう考えると、一般の方でも気軽に仮想通貨、ブロックチェーンを体感できるプロジェクトはとても大切なんじゃないかな、と再認識しました。
Kyber Swapやブロックチェーンゲーム、ここALISなんかは、ブロックチェーン技術を一般の方に使ってもらうプロダクトという、重要な立ち位置なんじゃないかと。
さて、会場のビルを出て、帰りましょう。
Ω OMEGAの文字がまぶしいぜ!
まっとうにブロックチェーン開発・普及に尽力している方々に光があたって、こういうブランド店でばんばん買い物できるくらいに豊かになるといいですね。
DAPPS KANSAIはシリーズとしてこれからも続けたいと主催のまてんろうさんがおっしゃってましたので、興味のある方は参加いただき、ぜひ関西のブロックチェーン界隈を盛り上げてくださいませ!
Photo: Xiaomi Mi Mix 2S
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