もともとALISに関する記事を書くことに否定的な立場なのですが、最近のALISにstuck感が否めない&なんならkomiさんにそそのかされたと言い逃れもできるので、ALISコミュニティ企画「ALISディスろうぜグランプリ」に参加することにしました。
心清らかなあまちゃんにはDISは難しかったです♡
さて、まず、ALISについておさらいしてみましょう。
こちら↓を前提に、いくつか思うところを述べていきたいと思います。
出典:ALIS公式サイト
これはALISというプロダクトの説明、かつ、最終的な目標だと思います。β版の段階ですべて完備している必要は当然ないと思いますが、テスト検証するのであれば、プロダクトとしての最低限の機能を備えていないと、前提条件が異なってしまうため検証結果に意味があるのか、疑問を覚えます。
私は、以下の2つの点から、上記プロダクトとしての最低限の機能を備えていないと考えており(よって検証結果にも懐疑的であり)、以下の機能の充実には最優先で取り組んでいただきたいと切に願っています。
① ソーシャルメディア?
それでは、ソーシャルメディアとは何でしょう?
インターネットを通じて不特定多数の利用者が情報をやりとりしたり、アイデアを共有したりする仕組みを指す。情報をいわば一方的に発信する新聞・テレビ・雑誌など古くからのメディアに対し、双方向に「交流する」メディア、という意味を込めた用語。(引用:朝日新聞掲載「キーワード」解説)
つい最近コメント機能が追加されましたが、それまでALISは、β版開始当時から一方的な発信をするだけのプラットフォームで、ソーシャルメディアではなかったのです(現状のコメント機能も、コメントに対するリプライをスレッド化できないので、議論の場となりにくく、機能として不十分と感じています)。
「え?でも、ALISはコミュニティ強いじゃん!それってソーシャルメディアの要素があったからじゃないの?」と反論があるかもしれませんが、それはソーシャルメディア機能を、DiscordやTwitterなどの外部のソーシャルメディアに完全に依存してきたからです。
もちろんDiscordやTwitterでの交流が活発でALISISTAによるムーブメントが起きており、外部ソーシャルメディアの利用を全く否定するつもりはありません(どころかめっちゃ肯定しています)が、ソーシャルメディアを名乗る以上、それとは別にALIS内でのALIS内でしかできないような、ALISに投稿した記事をメインにした記事の質をより向上させる有益なコミュケーションが図れるように機能を充実させてほしいと願っているのです。
② 信頼性の高い情報・人に素早く出会える?
いいえ、素早くどころか、自分にとって信用性の高い記事がアップされていたとしても、場合によっては出会えないこともあり得ます。
これは多くの人が言及してきたことで今更ですが、時の経過とともに流れて行ってしまう人気記事と新着記事しか見ることができず、記事の検索ができないことに起因する痛ましい現象です。
私のようなどちらかといえばROMよりでALISに参加しているタイプには致命的な欠陥で、最近ALISを開かない日が増えています。
ALIS離れがこれ以上増えないように、何よりも優先&可及的速やかに検索機能(欲を言えばフォロー機能も!)の追加をお願いします‼
これは、信頼できる情報を蓄積するプラットフォームの実現の一手段として考えられたインセンティブとして説明されています。
さて、そもそも論として”信頼できる情報”とはなんぞやということですが、これもさんざん議論されてきましたお題で、私としては個人の価値観にゆだねればいいと考えていますし、運営の水沢さんも以下のように回答しているので一義的に決めるものでも人気記事に限られるものでもないと思います。
とすれば、ALISのサービス設計としては、多様な記事が公平に醸成されるフィールドを用意するべきと考えられるところ、このインセンティブと前述の時間の経過とともに流れて行ってしまう人気記事と新着記事しか見ることができないという事情とが相まって、いわゆるストック記事にいいねがつきにくい状況となっています。
私個人としては、万全な調査をもとに書き上げられた骨太で何度も読み返したくなるようなストック記事を信頼するタイプなので、β版開始当初に結構投稿されていたストック記事が現在鳴りを潜めてしまっていること、私の思う信頼できる記事を書かれていたユーザーさんの何人かがALISを去ってしまったこと、その失われた利益を思うと胸が痛みます。
以上をまとめると、インセンティブ・サービスの設計、規約制定などの運営が持つ中央集権的な権限は、ユーザーの自律分散的な動きを阻害しないようにすることが明暗を分けるポイントだと感じているので、β版においてその調整がうまくいうことを願ってやみません。