善寶寺といっても、あまりご存じない人も、人面魚って一度は聞いたことがあるでしょう!人面魚がいたお寺です。
平安時代、妙達上人という法華経の行者がこの地にお渡りになり、草庵を結び名付けて「龍華寺」としたのが善寶寺の始めです。
ある時、妙達上人の所に竜神様が現れ「法華経」の功徳を受けたいと願います。竜神様は妙達上人の「法華経」の読誦を聞き、善寶寺裏手の(人面魚の棲む)貝喰の池に身を隠しました。その後も、歴代住職にも現れ、善寶寺開山の太年浄椿大和尚の前にも現れ、仏法の戒を授かったといいます。奥之院に竜神様をお祀りし竜王殿を建立して。今に至っています。1150年の歴史あるお寺です。
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今年6月18日夜の山形沖地震の被害にて有形文化財である総門の屋根瓦が崩落しました。ブルーシートが痛々しいです。
総門をくぐって右側に、五百羅漢堂があります。
1855年、北前船で財を成した商人たちの寄進によって建てられたものです。
羅漢像は、時代の経過とともに老朽化が目立ち。現在、東北芸術工科大学のご協力のもと修復作業が進められています。
修復前の羅漢像
膠が剥がれたり、手が取れたり、色が埃と老化で消えかかっています。
修復後の羅漢像
あくまでも、当時の形状に戻すための修復ですので、時間と費用がかかります。
気の遠くなるような修復作業です。
五百羅漢から自分の知っている人の顔が必ず見つかるそうですよ!
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五百羅漢堂を出ると、五重塔が見えます、明治26年建立総けやき造り銅板葺きの五重塔。全国でも珍しい魚類一切の供養塔として完成しました。
次は山門
本堂へ、石段を登ります
さあ! 御朱印を頂きましょう
透かし文字で、右から、善・寶・寺と入っているのが分かりますか?
もちろん一枚でも良いみたい。
私はせっかくだから、3枚お願いしました。
本当は、ここ善寶寺だけで、見所がいっぱいです。
お時間のある方は、御祈祷をされ、精進料理を召し上がっては(⋈◍>◡<◍)。✧
ご宿泊プランもございます。
以上、善寶寺から、ALISのお婆ちゃんでした。