この記事を書こうと思ったのは、今日の午後、電車の移動中の事でした。しまりすさんの記事に思わず「乗った!」と叫んでしまったのです・・・
今日中に、書き終えたら、投稿しよう!と決めました。
僕が、運命の人との出会いをしたのは、あろう事か、結婚したての時だった。
僕の奥さんは自由奔放な人で、僕とは正反対な性格だった。僕は、誰の目から見ても、イケメンタイプでは無い。そんな僕を選んでくれた奥さんの言うことは、なんでも聞いた。奥さんの愛犬の為に、家をリホームしたし、奥さんの為に高級車も買った。結婚して、すぐに、海外旅行に連れ回されて、すでに年休が底をついていた。身も心も、ボロボロな結婚生活だった。
こんな時、彼女は、6ヶ月の乳飲み子を抱いて、シングルマザーとして、我が社に、入ってきたのだ!
上に、3歳と、二人の子供が居ながらの離婚。よほどの事情があるらしかったが、彼女は、そんな事は考えている暇がないくらい、頑張っていたし、僕には眩しいくらいに素敵に見えた。
それから一年後、僕は離婚した。
初めから、僕の魅力なんか感じていなかったのか?あっけないくらい、すんなり別れてくれた。僕は、早くに親を失い、妹と二人、温かな家庭を夢見ていたのだ。その妹も、すでに結婚して、可愛い子供達のいいお母さんになっていた。
僕は、その後、職場の移動で彼女と会うことは少なくなったが、時々、見かける彼女に、いつしか、声をかけていた。
彼女が好きでたまらなかった。彼女は、持ち前の明るさで、職場にはなくてはならない存在になっていた。どんどんたくましく、強くなっていたが、優しさだけは変わらなかった。
何より子供との時間を大事にするから、会うのは、昼間のお昼休憩の時間だけだった。
付き合うようになって、2年!
僕は、彼女にプロポーズした。
彼女の答えはNO
でも、諦められない。
さらに1年が経った。
僕は、「子供を第一に考えて、頑張っている君が好きなんだ!君を守りたい!家族になりたい!」と言った。
すでに子供達も、僕を受け入れてくれていた。
彼女は、うれしそうに、「はい!、よろしくお願いします」と言った。
こうして、僕は、大切な宝物を一度に3つも手に入れてしまった。
令和元年のこの日、僕たちは家族になった。
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