ナイキから
Vaper fly alpha next % が発表になりましたね。
アメリカで今月29日(今年は閏年)に発売予定ってことなんで、国内販売開始は
世界に先行発売して
日本時間29日か翌日3月1日
のどちらかであるとは思うのですが。
東京マラソンでは履く選手増えるでしょう。かくいう私も、市民ランナーながら
Vaper Fly next %を即買いし、最初の公式フルマラソンでデビューさせました。
市民ランナーも新しい靴が大好きです。
箱根駅伝ではほとんどの選手がナイキでしたしね。市民ランナーも前から後ろまでナイキだらけです。本当に。
先頭ブロックなんてどこ見てもVaperFly もしくはZoomFlyですよ。
まぁ実際それだけ凄いんですけどね。ただ靴はナイキだけではない。
そこも踏まえて現行のマラソンシューズを紹介していきたいと思います。
・NIKE(ナイキ)フォアフットシューズ
箱根駅伝などで圧倒的な活躍をしたシューズです。
カーボンの配置からして、フォアフット(つま先走り)ができないとスピードを活かしきれません。実際フォアフットぽくなりますが。難しいですよ結構。
実はこれが女子選手が男性選手よりナイキが少ない理由でもあります(薄底で説明)
ZoomFly
特徴:リアクト+カーボンプレート
VaperFly
特徴:zoomXソール+カーボンプレート
alpha Fly
特徴:zoomXソール+カーボンプレート+air
知らない人向けにこんなのもあります。
Zoom Pegasus turbo(2)
特徴:ZoomXソールでプレートなし
ZoomFlyとVaperFlyはソールの素材が違うだけと思われがちですが、はき心地は全く違います。
はっきり言って別の靴です。
ZoomFlyの方が反発が強い(硬い)靴になります。
むしろVaperFlyに近いのは
Zoom Pegasus turbo系ですね。
個人的にはVaperFlyの練習にはこちらをお勧めします。
安いからZoomFlyというよりは、硬めの反発が好きならZoomFlyと考えるのがいいかもしれません。
・HOKA ONEONE
ナイキより前から厚底の軽い靴を作っていた比較的新しいメーカーです。
ウルトラマラソン競技者では愛用している人も多く、最近ではMGCで一色選手が履いていましたね。
カーボン入りとなると
カーボンロケット カーボンX
という靴があります。
ナイキがフォアフットならHOKAはヒールストライクからミッドフットでも使える印象です。
カーボンの反発がナイキとは違うので。
但し、HOKAの靴は相当細い靴ですし、カーボン入りは更に細いので、その辺りは注意が必要かもしれません。
カーボンが入っていない靴は、割と履きやすいですね。
クリフトンとか。。。マラソンを始めたい人には輸入メーカーとしては結構おすすめです。クッショニングもいいので足にも優しいですよ。
・New Balance
フューエルセル M5280
果たしてこの靴は厚底と言っていいのが怪しいのですが。
カーボン入りのニューバランスシューズです。
この靴は手に入らない。
通販限定販売でもう販売終了しています。
履いた感想を聞くと、硬い!!とのことらしいですが。
・ASICS(アシックス)
メタライド系
ナイキとコンセプトは違いますが、アシックスも厚底があります。
ただレースシューズではなく、初心者ランナーがランニングエコノミーを改善して転がして走る靴だというコンセプトでしたが。
その割に高くて(約3万)最初しか売れた話は聞きませんでした。
新しくEvorideとかも出ましたので、気にはなっていますね。
重さが改善されていればいいなと思います。
・箱根駅伝、プロトモデル
創価大学のアンカーを始め、まだ市販されていない他社の厚底モデルがいくつか存在しています。
今年はどうやって発売されるか気になりますね。
昨今までマラソンシューズは薄いものというのが常識でした。
というかこの常識は今でも通じます。
ナイキの厚底!!厚底がまた勝った!!
なんて記事ばかりですが、
先日の名古屋ウィメンズ、優勝した松田選手の靴は
New Balanceの特注シューズ(薄底)でした。
雰囲気はHANZO Sが近いでしょうか。
女子選手は男性選手に比べると
ミッドフットもしくはヒールストライク走法が多い
ことから、Nikeの厚底が合わない人が多いとも言われています。
厚底最強!!とか思ってませんか?
実際相当難しい靴です。
柔らかいから慣れないとブレますし、フォーム崩れると怪我します(経験あり)
合わない人はいるんですよ、というかいっぱいいます。
マラソン女子の日本記録は薄底で出されたものがいまだに破られてないんですよ!
厚底で速くなった人はたくさんいますが、それだけではないということを知っておいていただければと思います。
・ASICS(アシックス)
国産王道アシックスですね。
いろんな靴がありますが、メジャーなやつを。
東京マラソンメインスポンサー、高橋尚子選手や川内優輝選手が愛用しています。
GT2000系・ゲルカヤノ系
毎年新作が出ます。初心者ランナーモデルとも言われますが、エリートランナーでも履いている人はいます。
リカバリーシューズとしても優秀ですし、厚底ではないですが、比較的厚い底でクッション性が高い(但し少し重い)のでジョギングには最高です。
ライトレーサー系
中間モデル
程よいクッションと反発で、個人的に大好きなモデルです。
ターサー系(ターサージール、エッジ、ジャパン)
日本を代表するマラソンシューズです。
薄底代表です。反発とグリップ力で地面を蹴って走れます。
重さも軽い(170gくらい)
薄底と言われた靴の代表の1つです。
厚底とコンセプトが違うだけであってすごくいい靴です。
今でもターサージャパンじゃないとダメだと言って履いている方はたくさんいらっしゃいますよ。
MIZUNO(ミズノ)
国産メーカー2大巨頭の一角です。
ウェーブライダー、エアロ、エンペラー、デュエルなどなど。。。
ミズノの靴はウェーブ●●という靴がほとんどです。
踵に入ってる波みたいなやつです。
あとはソールの形状と厚さで重さ、クッション性、反発を調整していますね。
個人的には当時の最上級機種出る
ウェーブエンペラージャパンが、厚底シューズが出るまで最強でした。
グリップも反発もよく、実際にそれまでのPBを何本も更新した靴です。
ADIDAS(アディダス)
Adizero JAPAN
Vaper前に世界記録を出した靴です。
この靴で出された記録を未だに厚底を履いた日本人は破っていない。
この靴もファンが多い靴で、ストックを何足もしている仲間を知っています。
クッション性と重さのバランスがいいですね。
新しいモデルはちょっと重心が後ろ気味で俺には。。。
Takumi sen ren
匠シリーズは青学が去年まで履いていたモデルです。
今年も広告はしていましたが、箱根は全員Vaperでした。
輸入シューズの薄底代名詞でしょうか。
軽い、Boostで反発、コンチネンタルグリップです。
いい靴であることは間違いないですよ!
sub2
この靴がお披露目になった時のことを覚えている人は少ないかもしれませんが、本当はこの靴、ナイキに対抗した薄底シューズだったんです。
2018東京マラソンでキプサング(当時マラソン2時間3分台)ランナーがお披露目レースでリタイヤしちゃったんですよね。
結果、マーケティングに失敗、いい靴なのに売れなかった。という、
初期モデル履いてます。未だに持ってます。
反発すごいですよ。あの失敗がなければこんなに厚底だらけにならなかったのだと思います。
New Balance(ニューバランス)
HANZOシリーズ
ニューバランスはフラットソールの靴が多いですね。
だからこそ日本人向け、女子選手向けとも言われやすい靴です。
フラットソールはヒールストライク走法向けと言われていますので。
HANZOシリーズは軽いです。とにかく軽い
Dと2Eで幅も選べます。
現状、薄底で一番ナイキに対抗しているかもしれません。
そこには日本人靴職人 三村さんの力があります。
もともとアディダスで作っていたのですが(神野大地が特注していた)現在はニューバランスに移籍しています。
神野大地も今はニューバランス履いてますね。
・必ずしも厚底を履く必要はない。
厚底履いてけがをする。
よくあります。
ネットは安い
間違いない。でも。
厚底だから100%速くなるわけじゃないです。
自分の足の大きさ、測ったことありますか?
専門店に行くと、測定してくれますよ。
マラソンにとらわれず、靴を買う前に測定しましょう。
慣れてきたらネットで買うのもアリですけどね。
少なくとも知識ある人に聞いて相談しましょう。
俺も厚底好きですけど、初めての人には厚底はお勧めできません。
絶対怪我しますよ。