「強み」というコトバについて

今日は、就活とかでよく聞く「強み」っていうコトバについて考えていく。

と、考える前になんですが、そもそも、「強み」ってコトバ、ふだんあんまり使わないですよね？

なのに、就活の面接とかで「あなたの強みはなんですか？」って質問が乱発される。

あの質問、なんなんすかね？

就活したことあるひと、おもいませんでした？

なんで「強さ」じゃなくて「強み」なんだよ、って。

しかも、就活期間以外で「強み」ってコトバをほぼ聞いたことない。なぞ。

というところで、「強み」ってコトバについて考えていこうとおもう。

まず、近いコトバでもある「強さ」の意味と比較してみると、

強みの意味は

その人の持つ思考や行動のパターンの傾向
 

強さの意味は

「強み」が具体的な能力として発揮されたもの
 

というかんじかな。

比較してわかったのは、

「強み」を具体化したものが「強さ」

ということ。

たとえば、「物事を批判的に考える」が強みで、「物事の本質に気づく」が強さ、ってかんじかな。

なので、就活でよくある「あなたの強みはなんですか？」っていう質問は、「あなたのポテンシャルはどんなんですか？」って聞いているのと近い。

要するに、現時点で何ができるかは聞いてない。

なるほど。

だから、就活でしか「強み」ってコトバを聞かないんだ。「強さ」について即答できる人はすでにヘッドハンティングされているということか。あと、就職後にあのコトバを聞かなくなるのは、就職してからポテンシャルなんか聞いても仕方ないということか。なぞが解けた。

と、変に納得のいく帰着点がみえたので、今日はここでおしまい。ネコかわいい