今回のオススメ映画は“手紙は憶えている”です。
主人公は認知症を患う90歳のお爺さん。
70年前のナチスによる大量虐殺(ホロコースト)で家族を失った、アウシュビッツ収容所の生存者の一人です。
彼はホロコーストの生存者マックスから「犯人を絞り込めた」と手紙を託され、おぼつかない足で亡き家族の仇を打ちにいく…。
というお話です。
今回も冒頭だけ紹介していきます。
あらすじ
老人ホームで介護生活を送る主人公のゼブ・グットマン。
一週間前に妻を亡くし、それをきっかけに認知症が悪化。
最近は、「(死んでしまった)妻はどこか」とヘルパーに尋ねては、ああそうだった妻は死んだのだ…と落胆する生活を送っています。
そんな曖昧な記憶に困惑する中現れたのは友人のマックスでした。
ある時マックスは「お前と俺は家族ために復讐すると誓った仲だ」と言い、一通の封筒をゼブに渡します。
封筒の中には1000ドル以上のお金やバスの定期などが用意されており、認知症のゼブに対しての手紙も入っていました。
手紙を読んだゼブはおもむろに支度を始め、施設の外に出ていってしまいます。
手紙には「復讐の手筈は整ってある。書き出した指示に従い、行動したら指示リストを線で消すこと。」と書かれていました。
家族を殺したアウシュビッツ収容所の担当看守が見つかったのです。
ゼブは復讐を果たすため、手紙の指示通りに行動しはじめます。
しかし少し気が緩むと記憶が混乱してしまうため、自分なりに工夫しながら目的地へと向かうゼブ。
マックスの段取りは完璧で、タクシーからホテルの手配、銃器の調達までを済ませてあります。
記憶を失っては手紙や銃、自分に刻まれた囚人番号などを見て思い出し、少しずつ犯人に近づいていきます。
犯人の名は"ジョン・コランダー”。
果たして彼は家族を殺した人物を探し出し復讐を達成できるのか?
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というストーリーです。
なんだか最近お爺さんが主役の映画ばかりを観ている気がしますが、なんだかんだで面白い。
この作品も例に漏れず楽しめる作品でした!