他カテゴリ

後味の悪さに定評がある映画「ミスト」

KTAG's icon'
  • KTAG
  • 2019/07/01 17:45

今回の映画は「ミスト」という映画です。

ある日街を襲った異常事態が招く、SFモンスターパニックものの映画です。

後味が悪い映画の筆頭でもありますが、自分的にはかなり好きな作品です。

(ネタバレあり)

Content image

ストーリー

木をも薙ぎ倒す嵐が去った次の日。

主人公のデヴィッド一家は、家の周りの被害を確認していました。

Content image

 

すると山をも覆う霧(ミスト)が突如として現れます。

Content image

 

前にもあったと気にもしない様子のデヴィッド。

この後食料や修理の材料を買うため、隣人のノートンと自分の息子を連れてホームセンターへ。

Content image
Content image

 

道中、霧がかかっている山へ向かう軍の車両に遭遇。

不思議に思いながらも、UMAや秘密基地についての冗談を言い合いう二人。

Content image

 

買い物を済ませるも、防災用のサイレンが鳴り響き、ホームセンター内には軍の兵士の姿も。

Content image
Content image

 

「霧の中に人がさらわれた!」
「ドアを閉めろ!」

と慌てた様子で店内に一人の老人。

Content image

 

数メートル先も見えない霧が街を包み込んでいきます。
(ここからが映画ミストの始まりです。)

Content image

 

霧に包まれた瞬間、激しい地鳴りと地震が店内を襲います。

店員も客も、事の重大さに気づき始めます。

Content image

 

それ以上の異変はなく、外にさえ出なければ店内はとりあえず安全…。

しかし子どもを家に置いてきた一人の母親は、周りの静止を振り切って外へ出ていきます。

Content image

 

他の人々は、店内で軍が助けに来るのを待つことに決めました。

Content image

 

デヴィッドや店員達は息子にかける毛布を探したり、発電機の様子を見たりと店内を見回っています。

すると主人公デヴィッドは、倉庫のシャッターに異変があることに気づきます。

Content image

デヴィッドが

「シャッターを開けるのはよせ」

と制止するも、

「どうせ何もいやしない」

と高をくくる生意気な店員。

イキりついでにシャッターを開けると…。

Content image

 

案の定そこには、謎の怪物の触手が。

必死の抵抗虚しく、店員は霧の中へ呑まれていきます。

Content image
Content image
Content image

 

デヴィッドが怪物の去り際に一死報い、触手の一部を切り落とします。

Content image

 

倉庫であったことを報告するデヴィッドと副店長(真ん中のお店の店員)。

当然、化物がいたことなど信じてもらえず、店内を不穏にさせるなと怒られる始末。

デヴィッド達は、

「自分の目で確かめろ」

と信じない人達を触手のもとへ連れて行きます。

Content image

 

倉庫には、確かにそこにある化物の一部。

しばらくすると、倉庫に確認しに来た人たちの目の前で、霧となって消えてしまいました。

Content image
Content image

 

ようやくことの重大さを理解した人々は、バリケードを作ったり神に祈ったりと自分がやるべきことに向き合い始めます。

Content image
Content image

 

中にはまだ信じない人もおり、

「ただの災害だ、助けを呼んでくる」

と外に出てしまう輩も。(隣人のノートンもそのひとり)

Content image
Content image

 

このワイルドなおじさんは、

「ショットガンと弾を取ってくる」

と言い、念のため腰にロープを巻いて車まで行くことに。

Content image
Content image

 

地を這うはずのロープが何故か浮き上がっています。

どうやら空中戦を繰り広げている模様。

Content image

 

ダメでした。

Content image

 

店内は騒然、パニック状態です。

そして店内にいたはずの軍人はというと…。

Content image

 

イチャイチャしてました。(腹立つ~)

割愛。

Content image

 

夜になり、最低限の明かりが灯ります。

Content image

 

すると…。

 

明かりに反応し昆虫型の怪物も現れました。

Content image

 

更にその昆虫を補食する別の生物も。

Content image

 

パニックになり照明を点けてしまう人も。

さらに明かりに引き寄せられ、虫が大量に集まってくる始末です。

Content image

 

窓も割れ、数匹の怪物が店内に侵入していきます。

 

襲われる者もいれば、戦うものもいる。

ここで多くの命を失います。

Content image
Content image
Content image
Content image

 

戦いの中、重度の火傷を負った青年。

痛みのあまり、

「ひと思いにやってくれ」

と頼みます。

 

デヴィッドは、

「それはできない」

と店を出て、隣の薬局にあるはずの薬を取りに行くことに。

Content image

 

しかしここで邪魔が。

信仰深い信者が、

「外に出ることは魔物を刺激し神の怒りを買う」

とデヴィッド達の行く手を阻みます。

Content image

 

「傲慢さが神の怒りを買った」

「お前たちのせいで襲われる」

などと言いたい放題。

信仰の行き過ぎが空回りし、悪影響を与えているように描かれています。

Content image
この髪の長いおばさんが信者

 

そこに待ったをかけたのが、おばあさんの投擲。

 

「悪い奴には石を投げるのよ」

と聖書の一部を引用しながら主人公の出発をアシストします。
(かっこいいおばあさんです。)

 

薬局突入部隊に軍人やおばあさんも加入し、死を覚悟して店を出ます。

Content image

 

薬局までは無事に進むことができたデヴィッド達。

Content image

 

しかし中には、蜘蛛か何かの生物に襲われたであろう形跡が。

Content image

 

微かに息のあった軍人(MP)は、

「何もかも俺たちのせいだ」

と意味ありげな言葉を残して無残な死に方をしました。(詳しくはご自分で…)

Content image

 

直後、巨大な蜘蛛の姿をした怪物も現れ、交戦状態に。

Content image

 

ここで副店長の射撃術が活躍。

最初はヘタレキャラとして描かれていた副店長がガンガン怪物を倒していく様は痛快です。

Content image
Content image

 

複数の犠牲者も出た中、生き残って店内の戻ることができた主人公達。

しかし火傷の青年は処置の甲斐なく死んでしまいます。

Content image
Content image

 

そんな時、信仰深いあのおばさんは、

「神の怒りを鎮めるためには生贄が必要」

と店内の人々に説いています。

Content image

 

主人公達は店内も危ないという結論に達し、店を出ていくことを決意。

その前に薬局で死んでいった軍人(MP)の「俺たちのせいだ」という言葉の謎を解いてから行くべきだと、店内にいたイケメン軍人を問い詰めることに。

しかしイケメン軍人は「何も知らない」と必要な情報を聞き出すことができません。

Content image

 

ならばと、店内にいるはずの他の軍人を問い詰めることに。

しかし蜘蛛の怪物にやられた話を聞いた彼らは、目を離している間に自ら首を吊っていました。

Content image

 

何かを隠してると確信した人々達。

イケメン軍人は、軍が異次元を観察する方法を研究していることなど、知っていることを吐きました。

Content image
Content image

 

信仰おばさんは彼を「裏切り者のユダ」と称し、神の生贄に捧げることを決定。

リンチされた挙げ句、外に放り出され怪物の餌食になってしまいます。

Content image
Content image
Content image

 

その夜、皆が寝静まった頃に主人公達は店を出ることに。

Content image

 

しかし信仰おばさんがそんなこと許すはずもなく、挙句の果てには

「子どもをよこせ」

「もっと血が必要」

と理の通らない要求を主張します。

Content image

 

息子も自分もやられまいと抵抗する主人公達。

Content image

 

乱戦の中、副店長の一発が信仰おばさんに命中。

Content image
Content image

 

唖然としている状況を武器に、外へ出ることに成功します。

Content image
Content image

 

なんとか車までたどり着くも、副店長まさかのリタイア。

イケメン軍人を殺したであろう、甲殻型の怪物にやられてしまいます。

すぐに車に乗っていれば助かったかもしれませんが、デヴィッド達のためにドアを開けて待っていてくれたことが仇となりました。

Content image
Content image

 

なんとか車に乗り込むデヴィッド達。

副店長が残した銃も一緒に脱出成功です。

Content image
Content image
Content image

 

家に戻るも、妻は無残な姿に。

デヴィッドが深く肩を落とします。

Content image
Content image

 

このまま進めば霧を抜けられるかもしれないと、微かにすらない希望を胸に車を走らせる一行。

Content image

 

最後の最後に出た怪物はこれ。

数十メートルはあろう巨体の異生物の姿に、この先生き残る希望も失った様子の主人公達。

Content image
Content image

 

「できる限り努力はした」

という老人達の声に、皆悟った表情。

Content image

 

残った弾丸は4発分。

車内の人数は5人。

Content image

 

デヴィッドは

「俺はなんとかする」

と言い事に及びました。

Content image

 

最後には怪物の鳴き声であろう低い地鳴りのような音がして、物語は終わりを迎えます。

Content image

 

 

 

 

 

 

 

だったらまだ悲しい物語で終わり。

まだ割り切れます。

しかし、ミストの後味が悪いと言われる所以はここからです。

 

 

 

 

 

 

地鳴りと共に現れたのは、怪物ではなく装甲車。

デヴィッドが車から出たとき既に、霧の異常事態は解決に向かっていました。

Content image

 

物語の序盤にひとりで出ていった女性も、子どもたちと共に助かった様子。

Content image

 

主人公にとっては何もかもが手遅れでしたが、世界は救われた。

そんなお話がミストという映画です。

Content image
Content image

 

Article tip 0人がサポートしています
獲得ALIS: Article like 6.90 ALIS Article tip 0.00 ALIS
KTAG's icon'
  • KTAG
  • @KTAG
塾講師×ブロガー×ファーマー×ドラマー【好きな物:ドラム・バイク・勉強・遊び】教養や雑学をメインに、知的好奇心を刺激できるようブログを書いてます

投稿者の人気記事
コメントする
コメントする
こちらもおすすめ!
Eye catch
ゲーム

【初心者向け】Splinterlandsの遊び方【BCG】

Like token Tip token
6.32 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

京都のきーひん、神戸のこーへん

Like token Tip token
12.10 ALIS
Eye catch
クリプト

ジョークコインとして出発したDogecoin(ドージコイン)の誕生から現在まで。注目される非証券性🐶

Like token Tip token
38.31 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

テレビ番組で登録商標が「言えない」のか考察してみる

Like token Tip token
26.20 ALIS
Eye catch
クリプト

約2年間ブロックチェ-ンゲームをして

Like token Tip token
61.20 ALIS
Eye catch
トラベル

わら人形を釘で打ち呪う 丑の刻参りは今も存在するのか? 京都最恐の貴船神社奥宮を調べた

Like token Tip token
486.35 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

警察官が一人で戦ったらどのくらいの強さなの?『柔道編』 【元警察官が本音で回答】

Like token Tip token
114.82 ALIS
Eye catch
トラベル

梅雨の京都八瀬・瑠璃光院はしっとり濃い新緑の世界

Like token Tip token
216.64 ALIS
Eye catch
クリプト

17万円のPCでTwitterやってるのはもったいないのでETHマイニングを始めた話

Like token Tip token
46.60 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

オランダ人が語る大麻大国のオランダ

Like token Tip token
46.20 ALIS
Eye catch
トラベル

無料案内所という職業

Like token Tip token
84.20 ALIS
Eye catch
ビジネス

海外企業と契約するフリーランス広報になった経緯をセルフインタビューで明かす!

Like token Tip token
16.10 ALIS