前回までの糖化の記事に続き、クルクミンと糖化の関係についての記事です。
クルクミンはウコンの根にある色素の一つで、クルクミノイドの成分のひとつです。
よくカレーのスパイスに使われていて、あの独特な色を作り出している原因でもあります。
今回はそんなクルクミンの論文の要約です。
今回参考にするのは“Curcumin against advanced glycation end products (AGEs) and AGEs-induced detrimental agents”という文献です。
では早速まとめから!
まとめ
・クルクミン(ウコン)はAGEsの形成を阻害する
・クルクミンはAGEsによる影響を軽減する
・クルクミンは脳内を含む体の炎症を改善する
※それぞれマウスやラットでの実験結果で得た“可能性”であることはご注意ください
・摂取する際は、秋ウコン180mgの範囲でこまめに…を推奨
このクルクミン、早い話凄まじい抗菌作用があるということですね。
ただ、ヒトにとってはクルクミンの吸収効率があまり良くないと言われており、効果を疑問視している見方もあります。
そのため粒子をさらに細かい状態にして吸収効率を上げる研究なども盛んに行われています。
長い歴史の中でウコンは健康にひと役買っている事実もあるので、効果を真っ向から否定できないこともまた事実です。
まだ作用機構が完全に解明されているワケではないので、もしかしたらもっと凄い作用があるのかもしれませんし、危険な副作用もあるかもしれません。
摂りすぎに注意して、健康やアンチエイジングに役立てばと思います。
その他詳細は以下の記事にて!