この記事は、漫画家かいちが創作について研究するサークル「かいちの創作研究室」から転載してお贈りしています。
おはようございます!!!
古事記の勉強をして毎日女子の作業配信でアウトプットしたけど、全然内容を覚えてなかったかいちです!
さて今日は、「モチベーションを維持して継続するコツ」をテーマにお話していきます。
小さい頃は、テレビゲームが大好きでした。小学2年くらいの頃、スーパーファミコンの「マリオRPG」というゲームにどハマりしていました。朝から晩までというやつです。クリアするまで延々とやって、お母さんによく怒られていたのを覚えています。
ゲームの最初の方は、とにかく楽しくて、夢中でプレイしていました。敵を倒すのが楽しいし、新しい技を覚えたり、以前苦戦した敵を簡単に倒せるようになっていたときに充実感を味わえました。しかし、後半になってくると、同じ敵の何度も戦わなければならなかったり、なかなかレベルも上がらなかったりでアキアキしていまします。それでもなんとかクリアするまでプレイしたボクはめちゃくちゃ偉いと思います。
継続するためのコツのひとつに、「成長の実感」があると思っています。成長を実感するから、楽しいし、継続しようと思えるのです。
「できないこと」が「できる」ようになっていくのは実に楽しいものです。成長を実感したときの達成感は、それまでできなかったもどかしさを一気に払拭してくれて、同時にとてつもなく大きな充実感を呼び起こします。成長することが人生のいちばんの喜びと言っても過言ではありません。
しかし、現実はそう単純ではありませんよね。
ひとつの物事に取り組んで、ある程度上達するまでには、様々な壁が立ちはだかります。壁の大小に関わらず、どこかでぶち当たって、心折れてやめてしまう人も多いかと思います。
せっかく続けてきたのに、壁にぶち当たってやめていくはもったいないです。
壁にぶち当たってもモチベーションを維持するためには「成長を実感する回数を増やすこと」が効果的だと考えています。
人は、成長を実感できる回数が多いほど意欲的に取り組むし、成長するスピードも早くなります。逆になかなか成長を実感できないと、意欲が失われて惰性になり、諦めることにつながってしまいます。
「課題に意欲的に取り組む▶︎成長を実感する▶︎また意欲的に次の課題に取り組む」というサイクルをいかに多くできるかが継続のポイントになってきます。
RPGが異常に面白いのは成長のサイクルが異常に早いからです。「敵を倒す▶︎レベルが上がる」このサイクルが異常に早いのです。人は成長を実感できるのが楽しいのです。だから、レベルが簡単に上がる前半はものすごく面白くて、レベルがなかなか上がらない後半はだれてくるのです。それでも、現実の世界でサッカーを上達するよりも、成長のサイクルが早いので、サッカーよりゲームのほうが楽しいと感じてしまうのです。
より多く成長を実感するコツは、「課題を細かく設定すること」です。ひとつの物事を分解して、小さな課題を増やすことで、成長できる機会を増やします。小さな課題をひとつひとつクリアしていくことで、ひとつの分野でも多くの成長を実感できます。
ボクは今、1年間、毎日女子を描く「毎日女子」という謎な企画をやっています。ここでボクは課題を分離してモチベーションを保っています。ざっくりと「絵がうまくなる」だと、なかなか成長を実感することはできません。「絵がうまくなる」という目標が抽象的すぎるので、成長のサイクルはものすごく遅いです。ボクはその「絵がうまくなる」という課題を分解して取り組んでいます。
例えば、「顔を描くのがうまくなる」その中でも「目を描くのがうまくなる」「髪を描くのがうまくなる」と、課題を分解して取り組んでいます。そうすることで、成長を実感できる回数を増やし、モチベーションを維持して取り組めるよう工夫しています。
コツは、大きく捉えるんじゃなく、細かく捉えることです。大きく捉えた課題ははなかなか状態しませんが、課題を細かく設定して、ひとつの課題の難易度を下げてしまえば、簡単に成長を実感できます。成長のサイクルは早い方がいい。
成長をより多く実感して、物事に意欲的に取り組みましょう!
それでは今日はこの辺で!また明日!