こんにちわ。
前回は、DAppNodeでWiFiの設定を行いました。
予告では、今回使用したハードウェアの評価等を記事にしようと思いましたが、VPNでiPhoneからのDAppNodeのPCへアクセスができるようになったので、変更してその内容を記事にしようと思います。
VPNでiPhoneから接続できるようになると、例えば外出先からでもインターネットに接続できる環境であれば、DAppNodeのPCを遠隔で操作する事ができるようになります。
ん~、便利ですね。
無事つながった時には少し感動しました。
仕組みは、DAppNodeのサーバがDNS(ドメインネームサーバ)を持っていて、自分のDAppNodeのPC用のグローバルIPアドレスに名前を付けてくれるので、インターネットからDAppNodeのPCへのVPN接続が可能となります。
VPN設定にあたり、接続のためのファイルをダウンロードするポート番号が8092番ポートに設定されており、インターネト越しに自分のPCへアクセスするためには、ルータの設定変更が必要だと分かりました。
ルータの変更は、ポートフォワード設定でポート変換してDAppNodeのPCへ8092番へアクセスするようにしたり、8092番ポートを解放してDAppNodeのPCへ転送するように設定すればよいのだと思います。
ルータの設定変更は手間なのと、ある程度の知識が必要なので、公式の手順を踏まずにVPN設定ファイルのやりとりは全部ローカル環境で行うことにしました。
今回は、ローカルでVPN設定を行い、DAppNodeのPCとiPhoneをVPN接続できた所までをご紹介したいと思います。
AndroidもiPhoneとほぼ同じ手順だと思われますので、Androidをお持ちの方にも参考になるのではないかと思います。
前置きが長くなりましたが、早速やっていみましょう。
公式のVPNの設定方法を参考に、アレンジしながら設定していきます。
公式のVPN設定はこちら。VPNはOpenVPNとWiregardの2種類が用意されています。
どちらのVPNがいいかは個人の判断によると思います。
私の場合は、設定が簡単という理由でOpenVPNを選択しました。
まずは、DAppNode側の設定をローカル環境からログインしてダッシュボード上から行います。
「VPN」⇒「OpenVpn」をクリックし、「install the OpenVPN pacage」をクリックします。
「INSTALL」をクリックします。
「Accept」をクリックします。
パッケージのインストールが終わるまでしばらく待ちます。
自動でアップデートするように聞かれるので、「Enable」を選択します。(Cancelでも構わないとは思います。)
既に「dappnode_admin」というOpenVpn用のユーザが作られていますが、iPhone用のユーザを作ることにしました。(ここら辺はお好みで。)
「dappnode_iphone」を入力して「Add device」をクリック
「Admin」のスライダックをON(緑色)にして、すぐ左隣の「Get link」をクリックします。
VPN接続用のファイルを落とすためのURLが表示されるのでこれをコピーします。
コピーしたURLは、
http://{DAppNodeのPCのグローバルネーム}:8092/?{ファイルへのパス}
の形になっているかと思います。
私の環境のルータは、外部からの8092ボートへのアクセスは禁止設定になっていので、このままでは接続できません。
今はローカル環境でダッシュボードに接続できているため、URLを以下のように変更します。
変更前:http://{DAppNodeのPCのグローバルネーム}:8092/?{ファイルへのパス}
変更後:http://dappnode.local:8092/?{ファイルへのパス}
変更後のURLでブラウザーから接続すると、無事に接続できました!
「Download」ボタンをクリックして、OpenVpn接続用のovpnファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたovpnファイルをiPhoneに入れられれば、ほぼ設定できたも同然です。
PCからメールにファイルを添付してiPhone側のメールボックスで受け取る方法が一番手っ取り早いですが、セキュリティーの関係上、メールは推奨はされていません。
(私の場合は、PCとiPhoneでBluetoothで接続してファイルの交換ができるように環境を作ってあるので、Bluetooth経由でファイルを移動させてました。)
無事iPhoneへovpnファイルが移動できたら、iPhone側の設定をしていきます。
OpnenVPN ConnectをAppleStoreからインストールします。
起動すると、英語で規約が表示されます。「AGREE」をクリックします。
このようなプロファイルをインポートする画面になりますので、一旦ダブルタップでスライドしてOpenVPNは一旦終了してしまって構いません。
iPhoneへ移動させてきたovpnファイルを長押しします。
メニューが表示されるので「共有」をタップします。
「OpenVPN」をタップします。
OpenVPNが自動で起動し、Import Profile画面で読み込ませたファイルが表示されていますので、「ADD」をタップします。
読み込み成功(Profile successfully imported)が表示されますので、「Connect after import」にチェックを入れます。
構成の追加が表示されますので、「許可」をクリックします。
接続許可が英語で表示されますので、「Yes」をタップします。
接続成功(CONNECTED)です。スゲー、つながりました!!!
VPNで接続されていますので、Safariよりダッシュボードへ接続してみます。
URLは、「http://my.dappnode/」です。
ドキドキ
おおおぉ~、ダッシュボードへのログイン画面が表示されました!
ログインすると、ダッシュボードの操作ができるようになりました。
サクサク動いて快適です。
今回の連載は予定を変更してVPN設定を記事にしてみました。
最後までお読み頂きありがごうございました。
ではまたね(=゚ω゚)ノシ