こんばんは、皆さん。
今は飲酒運転ならぬ、飲酒執筆をしているワタクシです。
以下に、自分と酒に酔いしれながら、マイホーム論を展開します。
シブい文体で決めてやるぜ!
学生時代・・・といっても今から四半世紀も前の話だ。
バブル崩壊とやらの意味も分からんかったオレ。
そんなオレは、北の大地から上京し、世田谷のアパートを借りた。
家賃36,000円。北の大地では、それなりの妥当な金額だ。
だが、そんなオレを待ち受けていたのは、6畳一間、風呂無し物件だった。
一方、その当時、同じ区内の高級住宅街に同じく上京してる彼女が出来た。
とは言え、彼女はオレとは違って内地(本州)からのお嬢様だった。
家賃7万、ワンルームだがオートロックの彼女のマンションが眩しかった。
毎月、仕送り額の多くが住宅費に、そして食費に消えていく。
思いたくもないが“搾取”というものが社会に蔓延していると痛感した。
そして何よりも、驚いたこと。
それは、オレが北の大地から持ち込んだ“円”と、東京の“円”は価値が同一ではないことだった。
そんなオレが2015年、約一年半、マレーシアに滞在した。
時代は違えど、四半世紀前の“あの”彼女のワンルーム物件よりも安い。
そんな異国の物件に家族3人で同居。
皆さんも、さぞ哀れな我が家のマレーシア滞在を想像したのではないだろうか。
ところがどうだろう。
それはコンドミニアムだった。
場所は首都クアラルンプールの郊外。
こっちで有名なペトロナス・ツインタワーと同じような形をした東京都庁ビルを同一尺度でグーグルマップで重ね合わせてみた。
すると、ちょうどオレが住んでた場所は、マレーシアにおける”狛江市“にあった。
では、スペックを紹介しよう。
・地上30階
・駐車場代込
・コンドミニアムには、プール、トレーニングジム、卓球台、ミニバスケコート、公園、読書ルーム付き、
そして、そして、
階下には地下1階、地上3階のショッピングモールが併設である。マジ、凄い!
日本人が移住したい国に10年以上連続でNo.1に選ばれているマレーシア。
だが、まだ先進国ではない。
交通マナーもまだまだだし、治安も日本には敵わない。
日差しが強い中、外出先でのトラブルは体力を消耗する命取りにも繋がりかねない。そんな中、モールが併設されている我が家は文字通りの”安全地帯“だった。
あれから、数年後。
現在は、家族3人とも帰国し、北の大地で小さなアパートを見つけて暮らしている。
東京とは比べ物にならない片田舎だが、さすがに家賃は5万円を上回る。
しかし、利便性はマレーシア時代には遥かに敵わない。
そんな家賃を通じて世の中の不条理を若くして意識してたオレ。
やはり今でもマイホームだけは持たない主義を徹底している。
長期の労役のようなローン返済をしてる人を見ると、移転の自由のみならず、精神の自由も縛られ、つまらない人間に思えてくる。
今のオレは自宅では四六時中、ネットの世界にいる。
その環境だけあれば良い。
ただ生きて、寝るだけの空間に、社畜と引き換えの財産を失いたくない。
とは言え、年齢的にももはや大きな野望は望めないかもしれない。
でも、そんなオレの今の小さな夢・・・それは、車中泊”生活だ。
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