どうもメカメカです!
とうとうJOKER上映開始ーー!!
こりゃ行くっきゃないってことで初日に嫁さんと行ってきたメカよーー!!
メカの行った愛知の片田舎の映画館は金曜の夜にもかかわらず客入り凄い!
レイトショーにも関わらず席がぜんぜん空いてない。
最後に残ってた隣同士空いてる席をゲットして上映に…
以下の感想はふんわりネタバレを含みます。
ご注意ください!
と言ってもネタバレされても全然楽しめる映画なんだよなあ…
ピエロメイクをしているところから始まります。
素晴らしいのが時代考証が凄く丁寧で、全編通してアメリカの70年代の心地よい雰囲気が味わえます。
映画って非日常を味わえるちょっとした旅行気分に浸れる物だと思うんだけど、そういう点でも作り込みがしっかりしてるから世界観にしっかり入り込めます。
それが非常に心地良い!
今回のジョーカーは僕が予測していた通り、貧困により機能不全に陥ったゴッサムシティから住民の傷ついた心の闇を象徴するジョーカーが現れるストーリーでした。
予想外だったのが主人公のアーサーがジョーカーになった理由はたまたま偶然が重なったに過ぎなかった点です。
ジョーカー像を志向してなったわけじゃなく、その時その時の行動が大衆のジョーカー像になった。というストーリーメーキングがどこか『バードマン あるいは』な雰囲気を感じさせます。
この映画批評で避けて通れないのは大作ダークナイトとの比較です。
ダークナイトのジョーカーは出自不明、高い知性で常にヒーローの一歩先をいく底知れない悪意を持ったジョーカーでした。
今回のジョーカーとの比較はどうだったかというと完全に別物として考えた方が良いです。
それが今回のジョーカーの最高に見どころな点でもあるんですが、今回のジョーカーはハッキリ言って精神を病んだ気狂いに過ぎないからです。
そんなただの気狂いが自己防衛のために殺っちゃった奴らがたまたまエリート層で、大衆が英雄視し、持ち上げられた結果カリスマになってしまう。
文面にするとめちゃくちゃチープだけど、ジョーカーになるまでの過程は非常に丁寧で見応えがあります。
ダークナイトではジョーカーの出自は徹底して隠匿されてきたけど、今回は逆にこれでもかと詳細に精神的な描写が行われます。
その違いを楽しめるか?がこの映画を楽しめる人とそうでない人の差になるでしょう。
この映画が語るものは世界の動きの成り立ちを分かりやすく描いているといってもいいです。
人々が心を病んでしまうとき、何かにすがりたくなります。
世界には影響力を持つ人たちがたくさんいますが、彼らがどのように影響力を持ったのか?は心のうちにある人々の闇を昇華させる行動を起こしたからです。
そして、崇めたてまつり人々の中に英雄像が生まれます。
そうするとカリスマと呼ばれる人間が誕生するわけです。
彼らはなりたくてなったわけじゃなく、その役割を世界に求められた結果、そのキャラクターが成立するというわけです。
正義も悪も主観に過ぎない。
どちらがら悪か正義かなんてのは片側から見た一面的なもの。
だったら好きにやっちまえ!
この映画を見終わったとき、ジョーカーは悪か?の問いにイエスと答えられるは人はどれほどいるのかと思わされる映画でした。
ある人にとっては救い、ある人にとっては災い。
世界はそんなシーソーの上を動いているんだなあと感じたメカでした。
それじゃあ今日はこの辺で。
また見てメカ★
Writer メカメカ
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ALISをテーマにした漫画
ALISTORY連載中!!