Netflixで高評価を得ているアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
卒業後、暇すぎて何の気なしに見たら大変よい作品だったので熱い思いをここに記しておこうと思います。基本的に大したネタバレはないですが私が気持ち悪いかもしれません。
覚悟して最後まで読んでね。
では、あまりネタバレしない程度に解説を。
主人公ヴァイオレットは超絶美少女、しかしながら孤児であるところを拾われ戦闘能力の高さから軍隊に入れられ育てられる。ちなみに戦闘能力の高さは屈強な軍人たちがドン引きするレベルで、例えるなら
くらい強い。いや何食べて育ったんだ...
しかし戦争が終わり、さらに戦闘により両手が義手となってしまった彼女は「自動式人形サービス」と呼ばれる仕事に就くことになる。
人形サービス???となるけど、これは高度な代筆業務。おそらく、文章を書いたりタイピングすることがまだ一般的でないという時代背景があります。ヴァイオレットは人の想いをくみ取り、的確に伝える言葉を選び、手紙を代筆しなければいけない。これ、現代でも需要ありそうですよね?
しかし、戦場しか知らない彼女。
恋の駆け引きなんて理解できるはずもない。そんな根っから戦闘マシーンな彼女が代筆を通じ人の心に触れていく、そして「愛」の意味を知る、、、というのがストーリーの基本構成です。
美少女ぶりはこちらでどうぞ↓
1話みたあとの感想は、
しかし、ヴァイオレットのセリフ「知りたいのです、愛してるを」の続きが気になり2話、3話と進めていくうちに
前半は、1話ごとに違う代筆依頼主が現れ、ヴァイオレットが四苦八苦しながら感情とは何か?を理解し、依頼主の想いを届けていきます。そう、依頼主が望んでいるのは代筆ではなく、問題の解決なんですよね。
伝えられない家族への感謝の思い、相手の気持ちを知りたい恋心、亡くなった娘への整理できない感情、、、それぞれの登場人物が抱える感情に、見る側は心を動かされていきます。それは同時に、ヴァイオレットの心の成長記録でもあるのです。
しかし、これは危険なことでもある。
自らが戦場でしたことの重みに気が付いたとき、彼女は何を思うのかーー。
と、これ以上はネタバレが過ぎるのでやめます。
とにかく中盤からは、
って感じですね、はい。
そして一山超えた後半の10話。
あざとい幼女が出てきたぞ、さては「ほっと一息回」だなっと思いながら見ると
幼女、中盤から本気出しすぎ。
油断も隙も無いな!
っと、、、、
えーーーー、
何も魅力が伝わっていない気がするので魅力をまとめてみます。
◆アニメーションのクオリティ
絵がとにかく綺麗なのと、展開がとてもスムーズ。その間いらないよね?みたいなのがない。Netflixって予算がちゃんとつくからか、クオリティが高いアニメ多いですよね? 変に萌え感を強調していないのも海外で幅広くうけた理由じゃないかな。
◆ストーリー
べたながら深い。思いを言葉にする大切さ、自分の感情をさらけ出す大変さーー。それは時代が変わろうとも不変なんですね。
もう一つ、主人公および依頼主だけでなく、主人公を支える人々もまた「自分自身と向き合わないといけない人々」として描かれています。視聴者の人気取り用キャラ並べるアニメが多い中、ストーリーの丁寧さが際立つ。
ラノベが元ネタらしいけど、下手な自己啓発書読むくらいならこれ見た方がよっぽど人生を深く考えられると思う。
◆声優
こんなじっくりアニメを見る暇が今までなかったので気が付きませんでしたが、声優ってすごい仕事なんですね。特に主人公ヴァイオレットの声優さんは本当によい仕事をしています。
中盤の感情をあらわにする演技もすごいんですが、本当にすごいのはその後。
感情を理解してからも、彼女の口調は変わらず淡々としています。しかし後半、ただ「はい」と答えているときの、相手の悲しみを受け止め、それでも仕事だからと冷静に対応するその微妙さを非常によく伝えていて、天才、、、となります。
と思ったら進撃の巨人のミカサ役の人でした。
石川由衣さんっていうんですね。
ところでこのアニメ、2020年1月に映画化されるらしいです。知らなかった。
楽しみです!
そんなわけでお勧めアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」でした!
前に日本三大マンガ語ったときも思ったけど、ネタバレせずにアニメを語るって難しいですね。
MALIS