皆さま、イラン×仮想通貨シリーズはもう読んでいただけましたか?
(読んでいない人は読んでね!でも今回記事を読めば雰囲気わかる、ご安心を)
実はこの記事に興味深いコメントがついてまして↓
うお、凄いアイコンですー。
じゃなくて、
なるほど、、、原油価格がどうなるかは考えたことあるけど、仮想通貨の価格は考えたことがなかった。
私からは、以下のように返答しました。
長いので簡単に言うと、
・そもそも海峡封鎖は可能性が低い
・仮想通貨の価格は影響をうけるだろうが、さほど長期化しないのでは?
です。
しかしこの問い、今まさに世界で起こっている話であり、深く考えるにふさわしい問いだと思うのです。そして私自身、いろんな人の意見を聞いてみたい問いでもあります。
というわけで、イラン情勢をもとにホルムズ海峡封鎖の可能性、そして仮想通貨価格への影響を考えてみましょう。
今回もディープな話のためシリーズです。
では、覚悟してお読みください。
前回記事読むの面倒って方のために簡単に地図で説明しましょう。まずイランは中東の国ですよね?丸ついてるとこね。サウジアラビアはその斜め左下。
んで赤い矢印が噂のホルムズ海峡。
拡大すると、赤い丸のとこ↓
イランに接していて、あとはオマーンとUAEに接していますね。
世界で一番原油が通る海峡として有名なホルムズ海峡。
実はサウジアラビア、ペルシア湾側でよく原油が取れるので、この海峡通りたいんですよね。
で、この地域の情勢としては、
・イランとサウジアラビアは仲悪い。
・最近アメリカとサウジアラビアは仲がいい。
・イランが核兵器開発している!ということでアメリカがイランに経済制裁を課そうとしている。
・これに対しイランは「おい、そんなことしたらホルムズ海峡どうなるかわかってんのか?」的な発言で封鎖をにおわせている。
こんな感じですね。
ちなみにイランへの経済制裁は、
8月7日からです。
発動されたらEU諸国、日本も従うことに。
数時間前にEUが懸念を表明。
経済制裁の影響が出ないようにアメリカに対抗措置を発動、と言っていますが、実際に効果があるかは難しいところです。
さて、話を戻すと
そもそも海峡ってどうやって封鎖するんでしょうか?
狭いって言っても海なので、ゲートで閉じるわけにもいきませんし、戦艦並べたりなんかしたらサウジアラビアから爆撃されますよね。
ではどうするか?
イランは機雷を使うだろうと言われています。
というのも、湾岸戦争のときにホルムズ海峡は一度封鎖されているんですよね。その時使われたのが機雷。
機雷とは地雷の海バージョンで、上を石油タンカーが通ったらどっかんと爆発しちゃいます。
(余談ですが、機雷除去技術が世界一の国どこか知ってますか?日本です。日本は第二次世界大戦中に機雷を海にばらまかれ、燃料供給を絶たれた苦い経験から技術が発達。湾岸戦争のときは、海底の機雷撤去は自衛隊が担当しました。)
さてと、除去には相応の時間とリスクが伴うため、石油タンカーの通行は数か月は止まっちゃうんではないかと言われています。
うーん、被害が大きそう。。。
ではこの機雷ばらまき大作戦が発生する条件とは、その発生確率とは、どのくらいのもんなのでしょうか?
実は、さほど高くないと言われています。
と、今日はここまで!
いやぁ、、、イラン経済制裁どうなるんでしょうか。記事書いている間にどんどん現実社会のニュースが更新されていくのでちょっと焦りました。
次回もお楽しみにー!
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MALIS