
人間の感情の中でも、
つきあい方を間違えるとやっかいな存在になる寂しさ。
年代や時代毎に特有の“さみしさ”について分かりやすくまとめてありました。
やはり私が最も気になったのは、思春期のさみしさ、思春期の脳。
思春期はまだ脳が発達途中だから、社会の中でさみしさを感じやすく、孤立感を抱きやすい。
やっと30歳を越えたあたりで、そういった若者特有の不安感がなくなっていきますが
当の本人たちは、
「大人になれば」
なんて言われたところで
さみしいもんはさみしい、不安は不安。
とは言え、
さみしさを感じることは、
人間に備わった大切な機能で、
自分自身を外界の危険から守るものでもある
故に
消し去れば良い、
というものでは決してないことも
伝えていきたいところだな、
と思います。
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私はまさに、
この複雑で混沌とした時期の子どもたちに伴走したいと思って
高校の教育現場を選び、
退職した今も、10代の子どもたちに向き合っています
すごく楽しくて、
心が震える現場だと思うと同時に、
やっぱりいつになっても
難しくて、分からないです。
向き合うということ、
顔を見て、目を見て話すということは、
心にとっては重労働です。
(だからこそ教師の仕事は、大切なお仕事だと思います)
楽しい、嬉しい、
そんな感情ばかりと向き合えてたらそれは素敵かもしれないけど、
そんな現実はありません。
さみしさは誰しも抱えてる本能だし、
こと思春期の子どもたちにとって、
さみしさから生まれる不安、怒り、苛立ち、
そういった全ての感情が、
成長過程の中でとても重要です。
だからさみしさとどう付き合うかを
一緒に考えたいです。
思春期の子どもたちの脳は、
私たち大人がもう感じられない特有のさみしさを感じやすいこと、
10代のみんなと創るAKIU SCHOLĒ の対話の難しさも、改めて肝に銘じた今日でした











