4月19日(火)
ご覧いただきありがとうございます(^O^)
高校数学教師(宮城県)を退職し、全国のデモクラティックスクール、北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。
個別の授業対応なども行っている公式ホームページはこちら≪ Mayu Academia ≫
2020年4月からAKIU SCHOLĒ(アキウスコレー)という
新しい学校🏫を仙台市秋保町に創っています。全日制の学校に行っていても、通信制高校に行っていても、不登校でも。
全ての中高生が、自分の選択で自分の人生を切り拓く力を育みます。
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【社会起業家育成プログラムTOHOKU SOCIAL INNOVATION Acceleratorプログラム2019】
「共感賞受賞」最終プレゼン動画:https://www.youtube.com/watch?v=ieW27hLim5c
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今日は朝から良いお天気でした☀
明日も明後日も晴れそうですが、
土曜日に晴れてくれることをとにかく祈ります・・・
土曜日は、AKIU SCHOLĒの開校日ですが、
県内の高校ではPTA総会があるそうで、欠席者数名・・・。
ですが、人数に関わらず、
張り切って頑張ろうと思います。
ということで、学びの共有、昨日の続きです。^^
昨日は、「傍観者効果」で行動が抑制されてしまう原因となる、
人間の心理について触れました。
今日は、「傍観者効果」研究のきっかけとなったとも言われる、
とある事件について触れていこうと思います。
▽
傍観者効果の研究のきっかけとなったと言われているのが、
アメリカで起きた殺人事件です。
映画にもなっているそうです。
傍観者効果が研究されるきっかけになったものに、
「キティ・ジェノヴィーズ事件」があります。
1964年に米国ニューヨークで起こった殺人事件。キティ・ジェノヴィーズ(女性)は、帰宅途中に、彼女の住むアパートの前で暴漢に襲われました。
当時、彼女の悲鳴を聞きつけて窓から顔を出した目撃者が38名もいたとされています。しかし誰も助けることはなく、彼女は殺されてしまいます。
後々、警察に通報した人がいたという事実が明らかになりますが、事件直後は「多くの人が、事件が発生していることを知りながら、誰も助けようとしなかった」と、都会の人の冷淡さ・無関心さに焦点が当たり、センセーショナルに報道されました。
この犯人は、「傍観者効果」が働くことを分かった上で、
犯行に及んだという説もありました。
犯人はこの事件の前にも同様の事件を起こしており、
経験則で、目撃者がいてもすぐには通報しないということを理解していた、
実際にそのようになったと、証言したそうです。
© 2018 Women's Resources of Monroe County.
▽
こういった人間の心理や思考の癖は、
そう簡単に変わるものではないからこそ、
「傍観者効果」というものがあると研究で明らかになっていても、
同じような過ちは繰り返されます。
傍観者効果を理解して、
ニュースやメディアで悲しい事件等を見た時には、
「自分はそうはならない」「自分はきっと通報する」
と思っていても、
実際にその場にいったら、そうはならないケースも多いんだと思います。
自分も含めて。
人間はそういった心理がある、
ことを理解した上で、
きっと悲しい歴史を繰り返さないためには、
「啓蒙活動」で「意識改革」では足りず、
そういった人間の社会心理が働くから、そういった面を逆手に取った仕組みづくりが必要なんだろうなと感じます。
「心に訴えかける」ことで人が変わるのならば、
それは素晴らしいけど、
そう簡単ではないです。
メディアプロパガンダも、
使いようによって、良いようにも悪いようにも大衆を動かせます。
改めて、
知識を得た上で、
じゃあどうしようか?という部分は、
めちゃくちゃ難しい問題だな~と考えていました。
▽
ということで、
ここしばらく、こうして、
公認心理師の試験勉強のアウトプットシリーズがちょいちょい出てきますが、
ご了承下さい・・・(ノД`)・゜・。
がんばります。
今日も、読んで下さって、ありがとうございました。(*^^*)
≪参考≫
https://woman.mynavi.jp/article/210521-31/
【傍観者効果とは】意味・実験・対策を事例とともにわかりやすく解説