さっき突然おきた家族喧嘩。穏やかだった空気に突然緊張が走る。
『ちょっとしたこと』が原因のはずだったのにエスカレートして、
とんでもなく遠いところまで来てしまった。
どんどん人を巻き込んで巨大化してしまった。私も巻き込んで。
フォローのはずで放たれた言葉が、相手に突き刺さり、その破片もまた私に突き刺さる。
私たちには、言葉が足りてなかったんだと思う。
伝わらない状況が、相手を苦しめありえないことを想像させてしまった。
もう消すことのできない言葉が、自分のプライドを盾に飛び交う。
素直になれない心を恨みながら、素直になんてなれてなかった。
家族の価値ってなんだろう。
最近考えてる。もう直ぐ実家を出るからね、ちょっと海外にお引越しするの
家族って、そばに寄り添ってくれる存在。一緒に人生を歩める存在。愛する存在。
素敵だ思う。本当にね。
必要だとも思う。私自身、家族に感謝してる。すごく大好き。
だけど、私には小さい頃から苦しかった。
私は、とにかくマイペース。
その『マイペース』は、学校生活や仕事でのマイペースではなくて、生活でのマイペースだ。
心底からのマイペースだ。
だれかに私のスペースに入られることが嫌だった。別に隠すことなんてなかったけど。
誰か一緒に暮らすことも、誰かと人生を共にすることも、誰かの影響を受けることも嫌だった。
ペースを乱されることが大嫌い。中学から一人暮らしに猛烈に憧れてる。
一方で、家族に呆れられたくないって気持ちもあるわけで、最近は特に家事をすべてやってる。
パーフェクトに仕上げて、褒めてもらいたい。誇りに思われたい。
そんな感じで、自分で勝手にペースを乱されたりもしてる。
複雑な2人が自分の中にいることで、疲れ切ってしまった。
だから、もう10年近く前から独り立ちの日を夢見てる。
一生、ひとりで生きていきたい。そんな思いが思い浮かんだりもしてる。
でも、周りは結婚したい人ばかりで、祖母からも「あんたの結婚式」って。
心で「ごめん、おばあちゃん」って思いながら、自分自身を疑い始める。
ここまでマイペースな私は『孫失格』。
たぶん、『子供失格』でもある。
家族のよさは充分わかってる、家族なしでは乗り越えられない壁もあった。
それでも、
家族に踏み込まれたくない場所がある。家族のためにペースを乱されたくない。
我慢なんてできない。傷つけあったりしたくない。
場所も、居場所も、人間にさえ囚われずに生きていきたい。
プライドなんて、持てないくらいの相手しか要らない。
それをベースにできる家族ならいいのに、そんな家族いないだろうなあ。
カップルですら、強い縁を求めるこのご時世に「何を言ってるのか」と言われそう。
旅にでも、出ようかなあ。
この強烈なマイペースを愛してくれる、数少ない友達へ。「愛してる。」