
19世紀の中頃人類は素早く正確に文章を
記録する手段を求めその中誕生したのが
タイプライターという物でこれは現在の
スマホやPCキーボードの原型なのです
タイプライターは文字入力の技術革新で
その中で誕生した世界初の商業用特化の
タイプライター「ハンセンライティング
ボール」と言う物が誕生しました
このタイプライターは歴史で最も初期に
開発された物でこの機械はデンマークの
教育者であり発明家でもあったラスマス
マリングハンセンが1865年に作りました
ハンセンは耳が聞こえない人が効率よく
文字を書く手段を研究しその結果として
文字を打つ所が半円型のタイプライター
ライティングボールを開発できたのです
これの特徴は通常の四角いキーボードと
異なり球体表面に54個のキーが配置され
この配置により指の動きを最小限に抑え
素早く打刻する事が可能となりました
また当時最新技術の打刻するとインクが
紙に転写する仕組みを採用し手書きより
素早く正確に文字を記録する事が可能で
話す速度と同等に速く打刻できました
これが高く評価されハンセンは1870年に
世界初の商業用のタイプライターとして
販売されこの機械は視覚障がい者向けの
特殊なモデルも作り販売し始めました
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視覚障碍者向けはキーの指先が触る所に
文字を立体的にしたキーが付けられてて
障がいを持つ人でも使いやすい設計にし
社会格差にも貢献しました
このタイプライターを使用した著名人に
ドイツの哲学者フリードリッヒニーチェ
という人がいて彼は視力が低下してた為
執筆活動を続ける方法を探してました
そこでハンセン・ライティングボールを
見つける事が出来て使ってみたのですが
輸送中のトラブルで機械が壊れてしまい
長く使う事はできませんでした
しかしこの発明は後のタイプライターの
発展に大きな影響を与え現代パソコンの
キーボードやスマホの文字入力としての
基礎となった技術なのです
ハンセン・ライティングボールが現在も
注目される理由は希少性にありその訳は
わずか180台しか作られず現在ある物は
約35台とされ殆どが博物館にあります
なので個人が所有できる物は凄く少なく
この為コレクター間で非常に価値が高く
取引され過去の入札価格では約2900万円
という高額で落札された事もあります
2025年シリアルナンバー140が出品され
開始価格は約800万円で最終的な価格は
約1040万~1600万円と予想されこれを
落札できれば今後更に値段が上がります