8歳の時
毎週月曜日の朝は
凄く嫌いな全学年朝礼があった。
この朝礼の時
必ず誰かが倒れてる。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そんな状況が毎週続いたせいか
校長先生もあえて話を短くしてた。
でも
毎回何か話足りなさそうな雰囲気で
強引に話をまとめて終わってた。
しかし生徒側は
校長先生の話なんて全く興味がなく
ただ退屈なだけだった。
|´・_・`)。oO(暇)
それもそのはず
生徒と校長先生の接点なんてなく
どんな人かも解らない。
そのせいか
毎日学校を巡回する校長先生は
いつも寂しそうにしてる。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
俺は
いつも放課後になると
教室に残り1人で宿題をしてる。
それは
家に帰ると宿題なんてやる気が起きず
絶対遊びに行ってしまうから。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
この頃の俺のは
「学校が勉強をする場所」
「家に帰ったら遊ぶ時間」
そういう感覚が強くあった。
学校の放課後に宿題をする事は
担任の前田先生から
許可が出てなかった。
(乂`ェ´*)ダメ!
それは
家でも勉強する癖をつける為に
宿題をだしていると言う理由から。
しかし俺は
毎朝宿題と別に
30分の勉強を親から強制的に
やらされていた。
前田先生は
その事を知ってたので
俺に対してだけ何も言わず
暗黙の了解をしてくれてた。
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ある時
前田先生が風邪をひいてしまい
学校を休んでしまった。
(*ノ≧∀)ノゲホゲホ
そして
副担任の先生が
代わりの授業をする事になる。
その服担任の先生は
物凄く声が大きい男の先生で
毎日2つ先の教室からでも声が聞こえる。
我々のクラスは
その先生の事を「キングコング」と
あだ名をつけて呼んでいた。
そして実際に
キングコング先生の授業を1日聴くと
耳鳴りがしてくきた。
(>_<)ミミガイタイ
俺は
「キングコング先生の担任の子達は
毎日こんな声で授業を受けてるのに
よく生きてられるなと」感心した。
そしてこの日も俺は
放課後に宿題をしようとしたら
キングコング先生に
「速く帰りなさい」と言わた。
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でも俺は
キングコング先生に
「宿題やらせて!」と頼んでみた。
そしたら
「ダメ~カギ閉めるから早く帰って」
そう言われて帰るしかなくなった。
|ω・`)ショボーン
そして俺は
トボトボ下駄箱の方に向かうと
校長室のドアが開いていた。
(*´゚д゚`*)オヤオヤ
今まで俺は
校長室の中なんて
ほとんど見た事が無く
覗いてみたい気持ちが湧いてきた。
そして
こっそり校長室を覗いてみたら
茶色い豪華なソファーと
木製の豪華なテーブルが置いてある。
俺は
「これが校長室か!」
「さすが偉い人だけあって豪華だ!」
そう思い感動してしまった。
でも
校長室を覗いてたら
突然後ろから誰かに肩を叩かれて
凄くビックリしてしまった!
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後ろを振り向くと
なんと校長先生が目の前にいて
「ヤバい!叱られる!」
そう感じてしまった!
そしたら校長先生が
「おや?いつも放課後1人残って
宿題をしてる子だね」
そう言ってきた。
この時俺は
「スゲー!よくそんな事知ってるな!」
そう思いビックリしてしまった。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
校長先生は
何でここにいるのか聞いてきたので
教室の鍵を閉められ
宿題が出来ない事を伝えた。
そしたら校長先生は
「なら校長室でやって行けば良いよ」
そう言ってくれた!
俺は
こんな豪華な所で勉強できる事に
凄く恐縮したけどせっかくだから
遠慮なくお邪魔する事にした!
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そして俺は
なんと校長室で宿題をさせてもらえ
お茶まで出してくれちゃった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
でも
なぜ校長室で宿題をやらせてくれるのか
不思議に思って訳を聞いてみた。
そしたら
「生徒達から話しかけられず寂しくて
生徒との接点を増やそうと思ったんだ」
そう答えてた。
「それで今後は
校長室のドアを開けておく事にして
生徒の出入りを自由にしたい」
そういってた。
この話を聞き俺は
「ならたまに宿題をやりに来るよ!」
そう約束して帰って行った。
(*´-∀-)フフフッ
その後
たまに校長室に遊びに行くと
毎回下級生たち数人が
校長先生と楽しく勉強してた。
しかも校長先生は
凄く嬉しそうに下級生達と勉強してて
俺が入る余地が無く
結局あの日以来校長室に行けなかった。