



7歳の時のお盆休み父親が1週間休み取り
なのにどこにも出かける予定が無く俺は
毎日起きる朝6時に癖で目が覚めこの時
誰も起きてこないからアニメを見てた
(´∀`*)ウフフ
しかしこの1人で自由に過ごせる時間が
凄く解放されてる気持ちになれて時間が
止まった世界にいる感覚になり誰からも
干渉されないこの状態が大好きだった
その後外に出ると団地の人達は皆帰省し
早朝という事もあり誰の姿も見えないし
店もお盆で定休だから本当に俺1人だけ
世界に存在してる唯一の人間の気がする
この休みの朝の全世界に俺1人だけしか
存在しない気になる状態が大好きでもう
このまま時間が止まって一生このままで
人生送りたいと思ってしまってた
その後商店街の休憩所でコーラを飲んで
家に帰るとまだ家族が起きてこないから
小腹がすき冷蔵庫のパンを焼いて食べて
少し時間潰すと家族が起きてきてた
そして朝食を食べ午前中ずっと夏休みの
宿題して昼食を食べて昼寝をしまた外に
遊びに行き泥だらけになって夕方帰宅し
お風呂に入り夕飯食べてアニメを見る
すると眠くなり布団に入って寝むり毎日
このルーティンワークで過ごしてたけど
ある日朝6時に起きてアニメを終わると
父親が珍しく起きてきた!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

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父親が起きて来ると一緒に寝てた3歳の
弟のヨッチも目を擦りながら起きてきて
父親が俺に「朝食作ってやるよ」と言い
おもむろに冷蔵庫から食材を出してきた
(._.)ドレドレ?
俺はこのありえない父親の行動に驚いて
一体何を作るか気になり台所に行きくと
冷えたご飯と卵とネギとベーコンがあり
本格的な料理をする事が解った!
そして父親はネギを刻みベーコンも刻み
中華鍋を出し油を入れベーコンとネギを
その中に放り込んで炒めて更に冷えてる
ご飯を入れて混ぜ始める
この時やっと作ってるのは炒飯と解って
奇跡的に父親が料理する瞬間に居合わせ
この事が驚きと感動で炒飯より嬉しくて
もう父親の料理なら何でも良かった
しばらく炒めて最後に卵を入れ軽く混ぜ
その中にお醤油をドバドバ入れて混ぜて
完成し大きなお皿1つに全部盛って俺に
「机で食べな」と渡してくれた
なので早速机に持って行きヨッチと俺の
お皿を出し大皿から取って食べてみると
母親が作った炒飯とは全く違う味がして
感動するほど美味しく感じてしまう!
余りにも美味しくて結構な量があったが
ヨッチとあっという間に全部食べ切って
久しぶりに感動の満腹感を味わい父親に
「また明日も作って」と頼んでしまった
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

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その後母親が起床し台所を見たら我々が
炒飯を食べた事を知り血相変え冷蔵庫の
中を見ると「キャー!」と叫んで父親に
「勝手に食材使ったの⁈」と怒鳴った!
( ゚皿゚)キーッ
父親と俺とヨッチは何で母親が激怒して
怒鳴ってるのか解らず俺は母親に「何で
パパが炒飯作ってくれたのに怒るの?」
と聞いてみた
すると母親は「お盆休み中はお店も全店
一斉に休みになるから団地の人達全員が
休み前に一気に食料を買いにきて一瞬で
売り切れになる中買ったの!」と言う
そして「必死に食材取り合ってやっとの
思いでお盆休み中の食糧買い溜めたのに
勝手に食材使うと献立予定が狂い食材が
持たなくなるのよ!」と怒鳴られた
この理由を聞いて納得した我々は父親の
最高の手料理で超ハッピーになってたが
一気にどんよりムードになってしまって
みんなで「ごめん~」と母親に謝った
しかし炒飯も1食分だからその分献立を
ずらせば問題無いと感じこの事を母親に
言うと「炒飯は具無しの予定だったの」
と衝撃的な事を言われてしまう
更に「洗い物もしてないし何なの!」と
怒りが収まる気配が無くてこの日我々は
1日しょぼくれて今日の朝のあの感動を
返してくれとやり場のない怒りが湧いた
(;д;)グスン











