董仲舒祭法繋がりで滋岳川人について調べていて拾ったもの。
しげおかのかわひと、と読むらしい。絶対読めんわ。
9世紀の陰陽寮における技術官僚の台頭を背景に、陰陽師である滋岳川人の登場とその業績、特に陰陽道の体系化における役割を探求する。
陰陽寮における職務の世襲制の出現、それに伴う技術者の必要性の高まりを、滋岳川人が陰陽道に関する書籍を編纂した背景として指摘。
また陰陽頭の職務内容が、従来の事務官僚的な役割から、陰陽道、暦道、天文道などの専門知識を必要とする役割へと変化していった過程を、藤原並藤の例などを挙げて分析している。