『ナショナル ジオグラフィック 2022年10月号 何を考えているの？』読了

判るようで判らない「動物たちの心」。

カササギは鏡に映る姿を自分と認識できる哺乳類以外の数少ない動物だという。

鳥類の脳は小さく大脳皮質はないが、ニューロンの密度の高さでそれを補っているとのこと。

タリバン復権以降のアフガニスタンの現状を映した「失われた未来への道」。

かつては禁止していたケシ栽培も、今では自らの勢力地域で課税せざるをえない経済状況の厳しさ。

他に「消える氷の洞窟」の、人の営為を嘲うような壮麗な写真と、「終わりなき自由への闘い」の、人の息遣いを刻み込むが如きモノクロ写真の対比が素晴らしい。