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ネットで調べ物をしていて見つけたもの。
雑誌に掲載された論文と思われる。
四十年にわたる柳田国男との交友を通して、泉鏡花が民俗学に関心を寄せ、自身の文学に反映させた道筋を辿る。
柳田国男との密接な関係は、「山海評判記」のような民俗学の影響が色濃い作品を生み出す一方で、「鏡花独自の奔放とも言える想像力が柳田の学問的体系にからめ取られて自在さを欠いた」という評価にもつながった。
柳田民俗学の受容には功罪両面があったと指摘されている。